「Kis-My-Ft2」の宮田俊哉が4日、東京・東池袋の東京建物BrilliaHALLで、音楽劇「GREAT PRETENDER グレートプリテンダー」の通し稽古を公開した。初日の公演前に共演の加藤諒、美弥るりかと取材に臨んだ宮田は「コロナの今のご時世で（有観客で）舞台ができることは幸せ。ワクワクしています」と気合。「キフシャム国の冒険」（2013年）以来、8年ぶりの主演舞台となることもあり、「心臓が口から出ちゃいそう」と思わず本音も飛び出した。

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　他の仕事も数多く抱えるなか、約1か月半にわたり必死に稽古を続けてきた。十分な時間を充てることができなかったことも少なからずあり、演出の河原雅彦から“ダメ出し”をされることも多かったという。「（キスマイの）メンバーに稽古で苦戦していると話したら、『それって幸せなことじゃない？』って言ってくれた」と感慨深げに振り返ると、「玉森（裕太）は全公演、見に来るって言ってました」と顔をほころばせた。演じることができる喜びをかみしめて、という仲間からの金言を胸に座長公演に挑む。

　メンバーからも本作の共演者からもイジられまくりという宮田は「僕が見てきた座長は滝沢（秀明・現ジャニーズ事務所副社長）くんとか亀梨（和也）くんとか、引っ張っていくタイプ。でもみんなから、いろんなタイプがいていいと言われて安心しました」。加藤や美弥らとは外食などで交流ができない分、オンラインツールのグループラインなどを作成し、コミュニケーションを図ってきた。

　通し稽古では共演者と大量の汗をかきながら熱演。「人間ってこんなに体から水が出るんだって思いました。自分の汗で滑りそうになった。ミヤ（宮田）汁で」とおどけた表情。また、コロナ禍となった昨年に自粛生活を始めてから「外食しなくなった分、体重が7キロくらい落ちました」と告白し、報道陣を驚かせた。

　本作は人気映画「コンフィデンスマン JP」などで知られる古沢良太が脚本・シリーズ構成を手がけた人気アニメ「GREAT PRETENDER」が原作。アニメのアカデミー賞といわれる「アニー賞」に今年3月にノミネートされた作品を音楽劇として舞台化した。

　標的は悪党のみという、世界規模の詐欺ゲームに巻き込まれる自称「日本一の天才詐欺師」エダマメこと主役の枝村真人を宮田が演じる。公演は4日～25日まで同所で。8月4日～8日には大阪・オリックス劇場で行われる。また、キスマイは8月10日にデビュー10周年を迎え、ベストアルバムを発売予定だ。