武田梨奈「好きなタイプは“優しい意地悪”」 濱正悟との胸キュンシーンにドキッ

インタビュー中も息ぴったりだった武田と濱【写真:山口比佐夫】
インタビュー中も息ぴったりだった武田と濱【写真:山口比佐夫】

春子とナポレオンのような運命な出会いを信じますか? 武田「信じます!」濱「信じていればある!」

――『人生迷子』という春子の、「幸せって一体なんだろう」というせりふから物語が始まりますが、お二人が「幸せ」と聞いて思い浮かべるものを教えてください。

武田「コロナ禍で、人とご飯を食べることができなくなっているので、そういう時間はすごく幸せだなと改めて感じますね。去年は気軽に友達に会うことも、実家に帰ることもできず、今まで普通で当たり前の距離感だったことができなくなっているというのが、すごくつらかったんです。人に会ったり、ご飯を一緒に食べることが幸せだったなと感じます」

濱「僕はご飯を食べているときが一番幸せですね(笑) 今年27歳になるのですが、20代前半は暴飲暴食をしていた方だったので、ちょっと、体にガタが来はじめています。最近、ファスティングではないですが夜はサラダとササミにしていて、すごく体調がいいんです。だからたまにめちゃくちゃ脂っこい焼肉とか、大好きなカレーを食べると幽体離脱するくらいふわふわします。本当に幸せ、大幸せです」

――今回演じたキャラクターの魅力、ここを見てほしいというところを教えてください。また、春子と同じように仕事も恋もうまくいかないと悩んでいる方々に一言お願いします!

武田「春子は、ナポレオンの一言一言で意識がすごく変わっていったので、私はそこに注目してほしいです。何事にも自信がないときって、やっぱり自分を好きになれていないときだと思うんです。なので、自分を褒めてあげることもすごく大切だし、褒めてあげてほしいなと思います。

 私も20代半ばくらいまで『自分なんか』というのが口癖だった時期があって、その時は何もかもうまくいかないことが続いたりしていて。1つでも『自分はこういうところがいいよね』と、ちゃんと自分自身で褒めてあげるべきだとすごく感じました。自分がよくないとか悪いと思っていることって、人から見たらすごくいいと思われることもたくさんあると思うので、まずは、自分を大切にしてほしいなと思います」

濱「ナポレオンとしてあまり大きい動きはないのですが、かすかな表情の変化とか間を意識した部分があるので、そこは注目してもらいたいです。あと、橋のシーンはすごく見どころ。注目してほしいですね。中盤と後半にではニュアンスも違っています。

 ネガティブな人はポジティブになろうとしたり、悩んでいることを『どうしても前に進めないと!』と思ってもどうにもできないときって絶対にあると思うんですよ。人間って本当に大変ですが、生きていればなにかいいことがあると思っています!」

――春子とナポレオンはびっくりするような運命の出会いをしますが、お二人は“運命の出会い”を信じますか?

武田「……信じます!」

濱「今、自分に言い聞かせましたよね(笑)」

武田「恋愛だけじゃなくて、例えば今回組んだスタッフや、キャスト、チーム含めてです。コロナ禍になる前に決まっていたスタッフさんと変わってしまったところもあったとお聞きしていたんですけど、この状況でもこうやって集まれたのは運命だなと感じます。こんなに人がいる中で、このチームでやれるっていうのは一生に一度しかない。現場では毎回運命だなと思っています。少しでもスケジュールが合わなかったら、誰かいなかったかもしれないですからね」

濱「全く同じ意見ではあるんですけど、運命を信じていればあると思います! 全部運命だと思っているから、自分がどう思うか次第かなとも思っています」

映画「ナポレオンと私」は2021年7月2日(金)から池袋HUMAXシネマズほか全国公開中。

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