武田梨奈「好きなタイプは“優しい意地悪”」 濱正悟との胸キュンシーンにドキッ
胸キュンシーンの連続も 濱「恥ずかしいとかは特にないです」
――劇中では「胸キュン」しぐさがいくつも出てきます。お気に入りのものはありますか。
武田「春子が『もうダメ」とバタンと倒れたとき、ナポレオンにひっくり返されて、頬をつかまれるシーンがあるのですが、あれがよかったです(笑) こんなにキュンとするんだと思いました。昔から好きなタイプに『優しい意地悪』と言っていたんですけど、まさにそれでした」
――キュンするシーンを演じているときはどういう心情なのでしょうか。
濱「段取り、テスト、本番と何回も同じことをやるので、基本、恥ずかしいとかは特にないです。どっちかというと、『ナポレオンとしてどうやればいいのか』ということを探し出してやることに精いっぱいでした」
――最初に台本を読んだ印象や、演じる上で気を付けたことを教えてください。
濱「役者として、『演じるのが楽しそう』と思いました。原作のゲームがあって、ビジュアルも公開されている。『俺、どうやってやるんだろう?』というワクワクは結構ありました。でも、既存のファンの方たちもいると思うので、『大丈夫かな』『殺されないかな』ってマネジャーに相談はしました(笑) 現場に入ってからは、シンプルだけど芯を突いたメッセージ性についても監督との話の中で感じて、現場で(ナポレオンを)作っていきました」
武田「私は逆に作り込まないようにしました。(キャラクターが)急にゲームから飛び出てくるなんて、突発的な出来事じゃないですか。1日1日に変化が訪れる役だったので、どちらかというと受け身に近くて。あまり作り込まずに、なるべく日常にいそうな女性を演じられたらいいなと考えていましたね。
春子だけがナポレオンに助けてもらって成長しているのではなくて、春子を見たナポレオンもちょっとずつ変化していくのがすてきだなと思いました。ゲームのキャラクターから少しずつ人間味が出てくるようで、人間っぽくなりすぎないようにしていたんだと思います」
濱「そこは結構難しかったですね。武田さんがおっしゃっていたように、春子は突発的なアクシデントを味方にしていくので、そこは大切にしていかないといけないとも思っていました。そこは監督を信頼してやっていたので大丈夫でした」