NHKを退職した大越健介氏に早くも待望の声 放送関係者「民放での争奪戦は必至」

NHK「ニュースウオッチ9」の元キャスターの大越健介氏が6月30日付で退職したことが同日、明らかになったことで、7月1日までに周囲から早くも「民放の争奪戦が始まるだろう」という声が聞こえた。

NHK放送センター【写真:ENCOUNT編集部】
NHK放送センター【写真:ENCOUNT編集部】

大越氏の謙虚な素顔 心掛けているのは「何も分かっていない自分を分かること」

 NHK「ニュースウオッチ9」の元キャスターの大越健介氏が6月30日付で退職したことが同日、明らかになったことで、7月1日までに周囲から早くも「民放の争奪戦が始まるだろう」という声が聞こえた。

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 大越氏をよく知る放送関係者からは「政治部記者の時代、竹下派担当記者として実力者と言われる大物政治家への食い込みはすごかった。大越さんのような力のある記者はそうはいない。いわば大物政治記者。民放は当然コメンテーターとして起用したいと思うでしょう。争奪戦は必至でしょう」と語った。

 著名人のマネジメントを行うある会社の幹部は「放送メディアはどこも一緒に仕事をしたいと思うはず。争奪戦が始まるだろう」と語った。

 大越氏は1985年にNHKに入局後、政治部記者として活躍し、「ニュースウオッチ9」のほかにワシントン支局長や「サンデースポーツ2020」「NHKスペシャル」のキャスターなども経験。国際経験もあり、本来の活躍の場の政治からスポーツまで幅広い分野の知識と取材経験を持つ。

 数年前、大越氏と記者が話した際、番組出演がある日でも、何か起こったら、可能な限り、朝、飛び起きて放送前に自ら現場に足を運んで取材すると話していた。記者魂に敬服した記憶がある。また、謙虚な姿勢も印象的だった。心掛けていることを「何も分かっていない自分を分かること」と話していた。視聴者の人気を得ている要因の1つと感じた。

 関係者によると、少し休んでから再びジャーナリストとして活動するとされる。優しく、穏やかで親しみやすい性格。柔和な笑顔も視聴者に好印象。難しいニュースを分かりやすく、かつ身近に感じさせる力は大越氏の才能。その大越氏の才能を世の中のために生かしてくれる日が待ち遠しいと思う人は多いはずだ。

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