富田靖子、3年ぶり名作舞台…長崎で被爆した母演じる「若い人にも観てほしい」
舞台は「私でよければ」、映像は「女優である限り、続けていきたい」
舞台の恩師もいる。初代・神林美智子を演じた「飛龍伝」の作・演出のつかこうへいさんだ。「つかさんには『もう1回、つかさんの作品をやりたいと思っています』と。こう考えると、いろんな方がいらっしゃいますね。『生きているときにできなくて、ごめんなさい』ということばかりですけども、幽霊には、生身のときに言えなかったことを伝えられる気がします」。
今後については「舞台は『私でよければ』。なかなか時間が取れず、間ばかり開いてしまっているので、『ご縁があれば』と思います。映像に関しては、女優である限り、続けていきたいと思っています。やっぱり、映像でデビューしたという気持ちが強いんです」と話す。富田を舞台で見られるのは貴重な機会となりそうだ。
□富田靖子(とみた・やすこ)1969年2月27日、福岡県出身。83年、映画「アイコ十六歳」のオーディションを受けて合格。応募者12万7000人の中からヒロインとして初映画デビュー。近年の映画作品は「友罪」(2018年)、「めんたいぴりり」(19年)、「愛唄-約束のナクヒト」(19年)、「Fukushima50」(20年)、主なドラマ出演作は、NHK「スカーレット」(19年)、TBS「私の家政夫ナギサさん」(20年)、NTV「35歳の少女」(20年)、EX「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」(21年)など多数。
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【写真】舞台「母と暮せば」の一場面