映画「僕が君の耳になる」の公開舞台あいさつが26日、東京・渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、ダブル主演を務めた織部織部と梶本瑞希をはじめ、森口瑤子、木村祐一らが登壇。ゲストに「HANDSIGN」のTATSUとSHINGOも登場した。

　本作は、YouTubeで1000万回以上再生を突破しヒットを記録したボーカル＆手話パフォーマンスグループ「HANDSIGN」の同名楽曲が原案のピュアなラブストーリー。物語は、ごく普通の大学生・純平（織部）と耳が聞こえない女性・美咲（梶本）が恋に落ち、さまざまなハードルを乗り越えていく姿を描く。

　冒頭、森口は手話を交えながら、「私の名前は森口瑤子です。美咲ちゃんと一緒にこの映画を愛していただけたら、うれしいです」とあいさつ。

　また、インド料理屋の店長を演じた木村は撮影中に気になることがあったそうで、「看板に『インディア』と書いてあったんですけど、どう見ても小さい“ィ”が後付けでした」と明かし、笑いを誘った。

　最後に木村は突然、ポケットから人形を取り出し、「全然関係ないんですけど、これ持ってきたんだよ」と自身が声を担当しているNHKのバラエティー番組「チコちゃんに叱られる」の“チコちゃん”の人形を来場者にプレゼントした。

　この日は「ラルフローレン社よりランドセル寄付贈呈セレモニー」を実施し、ポロ・ラルフローレン製ランドセルを全日本ろうあ連盟協力のもと、聴覚障害を持つ子どもたちへ贈呈された。