堀ちえみが朗読した絵本「10のことば」発売「つたない発語ですが、心をこめて朗読」
2019年に食道がんと舌がんの手術をしたタレントの堀ちえみが朗読に挑戦した絵本「10のことば」(扶桑社)が24日に発売される。
2019年に食道がんと舌がんの手術、舌の6割を切除
2019年に食道がんと舌がんの手術をしたタレントの堀ちえみが朗読に挑戦した絵本「10のことば」(扶桑社)が24日に発売される。
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舌の6割を切除した堀の家族から「発語のリハビリ用の絵本を」とリクエストされて生み出されたのが本作だ。文と絵を担当した絵本作家のまえをけいこ。氏は、「ちえみさんがやっと取り戻した言葉なら、あたりまえのあいさつもどんなに心をこめてつむがれているだろうか」と想像しながら『10のことば』を編みました」とコメントした。
またこの絵本には、堀自身が朗読した音源も収録されており、本に付録されている2次元コードをスマートフォンで読み取る形で再生できる。
以下、堀のコメント。
「舌がんを患った私は、医療スタッフにより悪性腫瘍を取り除いていただき、大変な手術を乗り越えることができました。そのおかげで今は、普通の生活を送り、日々感謝の気持ちで人生を歩んでいます。ところが術後の私の舌は、6割以上が、太ももを切除してあてがわれた皮膚の一部ということもあり、上手く話すことができません。現在もまだリハビリ中です。言葉を失いかけて、『言葉の大切さ』を痛感しました。人は言葉によって励まされ、気持ちよく感じ、やさしくなれる。私の手術の成功を祈り、そのあとのリハビリの期間も、多くの励ましの言葉をたくさんの皆様からいただきました。そしてやっと私は、自分の話し方は恥じるべきものではない、という自信を持つことができたのです。くじけそうになっても、ひたすら前を向いて歩くことができました。そんな私の気持ちを忠実に表現してくださる方は、まえをけいこ。さんしかいないと、以前から存じ上げていた彼女に託したのです。彼女のやさしさ溢れるいっぱいの言葉。つたない発語ですが、心をこめて朗読させていただきました。生きていることへの感謝の気持ちで」