乃木坂46松村沙友理、卒コンで本音ポロリ 「めっちゃさみしいねんけど」

アイドルグループ「乃木坂46」の松村沙友理が23日、神奈川・横浜アリーナで開催された「さ~ゆ~Ready? ~さゆりんご軍団ライブ/松村沙友理 卒業コンサート」に出演。日本中に幸せと愛を届けた“りんご姫”は、完全燃焼でアイドルとしてのステージを下りた。

乃木坂46を卒業した松村沙友理
乃木坂46を卒業した松村沙友理

デビュー当時から絶大な人気を誇った「さゆりんご」

 アイドルグループ「乃木坂46」の松村沙友理が23日、神奈川・横浜アリーナで開催された「さ~ゆ~Ready? ~さゆりんご軍団ライブ/松村沙友理 卒業コンサート」に出演。日本中に幸せと愛を届けた“りんご姫”は、完全燃焼でアイドルとしてのステージを下りた。

 松村は、2011年8月に乃木坂46・1期生オーディションに合格し、同年代となる白石麻衣、橋本奈々未と共に、乃木坂46の「御三家」としてグループをけん引。「さゆりんご」のニックネームでデビュー当時から絶大な人気を誇り、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」から最新シングル「ごめんねFingers crossed」まで、すべてのシングル表題曲で選抜メンバーを務めた。

 グループにとって約半年ぶりの有観客ライブ、横浜アリーナ2DAYSを締めくくる卒業コンサート本編は、りんごをイメージさせる衣装で登場した松村が、「さ~ゆ~Ready?」を熱唱してスタート。グループ歴代の表題曲も披露され、「ガールズルール」「真夏のFree&Easy」「シンクロニシティ」で松村がセンターを飾るのは、有観客ライブでは初めてのことだった。会場は“さゆりんごワールド”と化し、声援禁止のファンも赤のペンライト、スティックバルーンをたたいて熱い思いを届けた。

 新内眞衣とのデュエットで「今、話したい誰かがいる」を披露した松村は、見つめ合って歌唱する場面で思わず涙。そんな感動的なシーンもあれば、同期・生田絵梨花とのユニット「からあげ姉妹」では、「1・2・3」でとびきり明るい笑顔を振りまいた。

 アンコールのステージには、美しいドレスに身を包み登場。ここまで支えてくれた家族、スタッフに感謝の思いを伝え、涙を流した松村は、メンバーに向けて「みんなにバレちゃってると思うんですけど、本当にメンバーのことが大好きです。かわいくてかわいくて仕方がないので、心から幸せになってほしい。導いてくれる人はいるので、そういう人たちを頼りにして、みんなで乃木坂46を楽しんでもらえたらいいなと思います」とメッセージを送る。

 さらに、愛するファンに「私の10年はどうだったでしょうか?」と問いかけると、割れんばかりの拍手が会場を包む。ファンの愛を受け止めた松村は、「乃木坂46として10年、生きてきて、つらいこともたくさんあったけど、辞めないで頑張ろうと思えたのは、ファンのみなさんのおかげです。私にとって、ファンのみなさんは、かけがえのない存在だったんだと改めて感じました。この10年間、どんなときも支えてくれてありがとうございます」と感謝し、「みなさんのおかげで、すてきな10年になりました。乃木坂46に入って心からよかったと思います」とトレードマークの笑顔を輝かせた。

 アンコールの「サヨナラの意味」「悲しみの忘れ方」を歌い終えると、「めっちゃさみしいねんけど」と、関西弁で本音をポロリ。それでも、最後まで笑顔を絶やすことがなかった松村は、「さ~ゆ~Ready?」の掛け声で日本中のファンとひとつになると、「さゆりんご完全燃焼しました! 乃木坂46のことも、みなさんのことも、大大大好きです! 以上、さゆりんごでした。ありがとうございまっちゅん!」と叫び、りんご姫の卒業コンサートの幕が下りた。

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