宮脇咲良、卒コンでIZ*ONE時代のマイク使用 感謝のメッセージにファンも“号泣”
約10年間所属したHKT48に区切りを付けるため19日にマリンメッセ福岡で卒業コンサートを行った宮脇咲良の思わぬ“行動”が、IZ*ONEファンを号泣させている。
デビュー1周年と2周年記念に「WIZ*ONE」がプレゼントした思い出の品
約10年間所属したHKT48に区切りを付けるため19日にマリンメッセ福岡で卒業コンサートを行った宮脇咲良の思わぬ“行動”が、IZ*ONEファンを号泣させている。
宮脇と現HKT48メンバーの矢吹奈子は韓国のオーディション番組「PRODUCE 48」に出演し、日韓合同ガールズグループ「IZ*ONE(アイズワン)」として2018年10月29日にデビュー。当初の予定どおり今年4月28日で活動を終了し翌29日に日本人メンバーのAKB48・本田仁美とともに3人で日本に帰国した。仁川国際空港には大勢の地元ファンが駆け付け、2年半にわたって韓国で活動してきた3人を名残惜しそうに見送った。
当然、世界中のIZ*ONEファンが宮脇の卒業コンサートに注目していた。ファンを驚かせたのはステージ前半で宮脇と矢吹が、IZ*ONEの代表曲の1つである「夢を見ている間」をデュエットで熱唱したこと。2人はIZ*ONE時代の思い出をかみしめるかのように切々と同曲を歌い上げた。IZ*ONEメンバーとして宮脇と苦楽をともにしてきた矢吹は「サクちゃんと(IZ*ONEで)2年半一緒にいて距離が縮まって本当の姉妹みたいになれてうれしかったです」と涙を浮かべ、宮脇も「ありがとう。大好き」と大粒の涙をこぼした。
それだけではない。実は宮脇と矢吹はこの曲を歌った際、IZ*ONE時代にファンから贈られた貴重なイヤーモニターとカスタムマイクを使っていたというのだ。イヤーモニターはデビュー1周年記念、マイクは同2周年記念の際にファンのサポート活動によって贈られたもののようだ。マイクはIZ*ONEメンバーの数と同じ12色のタイプがあり宮脇には淡いピンク、矢吹には淡い青色のマイクが贈られた。
確かに、卒業コンサートで「夢を見ている間」を歌った宮脇はこの淡いピンク色のマイク、矢吹は淡い青色のマイクを握っていた。1周年記念の際にファンから贈られたイヤーモニターについても宮脇はモザイク柄、矢吹は「nako」という文字が入った半透明のものを装着していたように見える。
これに気づいたIZ*ONEのファンからは「マイクとイヤモニはWIZ*ONE(ウィズワン=ファンの呼称)がプレゼントしたもの」「マイクIZ*ONEのだ」「イヤモニはもちろん、マイクも使ってくれてありがとう」と大喜び。「IZ*ONEきたー」「涙のダム決壊」「号泣した」「やばすぎ鳥肌」「泣いちゃう」などといった感激のコメントも続々と上がっている。
卒業コンサートは海外にも配信されたため、宮脇が韓国語で「よく見えますか?」と画面の向こう側のファンに問いかけるシーンもあった。2人がIZ*ONE時代の人気曲を、しかもIZ*ONE時代に使っていたマイクで歌い上げた理由の1つが、韓国をはじめとする世界中のIZ*ONEファンへの感謝のメッセージであったことは間違いない。
一方で「そこには別のメッセージが隠されているのでは」とする見方もある。活動再開を望む熱烈なIZ*ONEファンが現在クラウドファンディングを行っており、これまでに約32億ウォン(約3億円)以上の資金を集めた。「『PRODUCE 48』の制作会社が元メンバーそれぞれの所属事務所とさまざまな可能性について対話している」との報道も出ており、何らかの新展開につながる可能性もある。
宮脇は卒コンの最後で「また絶対会えるって約束してくださいね」と会場のファンに呼びかけた。間もなく今後の具体的な活動に関する公式発表があるはずだ。