田中圭、共演者からの“サプライズ”に涙 山田裕貴「なんで俺が泣いているんだろ」
俳優の田中圭が19日、都内で行われた主演映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(飯塚健監督、公開中)の公開記念舞台あいさつに登壇。土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒、飯塚健監督も出席し、撮影中のエピソードなどを語った。
主演映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」の公開記念舞台あいさつに登壇
俳優の田中圭が19日、都内で行われた主演映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」(飯塚健監督、公開中)の公開記念舞台あいさつに登壇。土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒、飯塚健監督も出席し、撮影中のエピソードなどを語った。
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本作は、1998年の長野五輪で、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダルの栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる秘話を描いたヒューマンドラマ。田中はテストジャンパーとして長野オリンピックに参加した主人公・西方仁也を演じる。
当初、昨年6月に公開を予定していたが、緊急事態宣言の影響で延期になり、今年5月7日の公開も再延期に。冒頭で田中は、「ようやく公開でうれしいです。今日、監督も入れてみんなと会えると思っていなかったので、素直にうれしいです。このメンバーで集まるのも最後なので、僕も皆さんと一緒にこの場を楽しみたいと思います」とあいさつ。
1年越しの公開に田中は「良かった」と安堵しつつも、「寂しいのが9割、うれしいが1割ぐらいです。公開するのはうれしいですが、5人そろうとは思っていなかったので、より寂しさが増しましたね。ここまでずっと手元にあり続けてくれた映画っていうのがなかなかなくて。2回公開が延期され、バタバタのスケジュールの中、この超多忙な人たちが集まってくれたっていうだけで、うるっときてしまいますよね」と寂しそうな表情を見せた。
田中の印象について土屋は、「圭さんは本当に許す方だなと。何度か共演させていただいてるんですけど、いろんなことを許して見守ってくれて。トラブルがあっても笑いに変えてくれます。笑いに変えられないことは、ひたすら受け止めてくださるんですよね」と話している途中に涙を光らせた。続けて「よく周りの人を『神様だよ』とか、裕貴くんのことも『かわいい』とかおっしゃるんですけど、圭さんこそ“神様”だなって思います」と涙を堪えながら思いを伝えた。山田も「太鳳ちゃんが言ったように、みなさんに愛される人です。人と人との接し方っていうのを分け隔てなくやる方。本当に神様みたいな方です」と話し、眞栄田も「神様みたいな方です。本当にまっすぐ仕事に向き合ってる方」と絶賛。その評価に田中は「いじってるだろ。みんなに小さい俺の人形プレゼントするわ」と照れ笑いした。
また、長野五輪当時のリアルテストジャンパーたちから、サプライズでキャストへ向けたメッセージ動画の上映が行われた。田中は、「この映画を作るに当たって、どうしてもテストジャンパーの皆さんの気持ちっていうのは、それぞれが一番忠実にというか、絶対に間違った伝え方をしてはいけないというのは、それぞれが気を付けてたと思うんですよ。テストジャンパーの皆さんに『ありがとう』って言ってもらえるのはうれしいですし、演じられて良かったです」と感慨深い様子で語った。
さらに、土屋から座長・田中へキャスト・スタッフからのメッセージが書き込まれたフラッグが手渡されると、田中は思いもよらぬプレゼントに涙ぐんだ。そんな田中を見た山田も涙を見せ、「なんで俺が泣いているんだろ。俺、圭さんの泣いたところ見たことなくて。明るくこう乗り切るだけじゃなくて、弱みとか見せてほしいなと思ったんです。こういう人間らしい姿が見れて本当に良かった。俺が泣いてるとか、カオスですよね」と話し笑いを誘うと、眞栄田も涙を見せ、それぞれが田中への思いを伝えた。共演者のメッセージを受け、田中は、「みんなは俺が頼りになるって言ってくれるけど、僕がみんなを頼りにしていました。いろいろ思うことがありすぎて。この作品は本当にぜいたくな環境でやらせていただきました。座長であるプレッシャーもありましたが、特に気負わずこの作品にまっとうしようと思いました」と言葉を詰まらせながら語った。