獣神サンダー・ライガーが息子の前で土下座したヒール時代「すみませんと謝った」
アイドルグループ「Star☆Prince」で活躍中の息子・貴さんを語る
アイキッド「ライガーさんのYouTubeチャンネルって、プロレスの裏話だけじゃなくて、いろんなものを紹介していて、本当に自由で楽しそうだなって思いながら見ているんですが、なかでも息子さんとの共演は面白かったです。年頃の息子さんと接するのってなかなか親子でも大変だなぁって思うんですが、とっても仲良くて」
ライガー「いやでも息子とけんかすることもよくありましたよ。その時はうちの婆さんやかみさんがギャーギャー騒ぐ位思いっきりやりましたね。結局謝るのはいつも僕の方なんだけど(笑)。親子でどんなにけんかしても、ちょっと時間が経ったらすぐ仲直りするでしょ。それが家族なんじゃないかな。こっちも思いっきりやるし、逆に息子にもプロレスのことで思いっきり叱られることもありますし」
アイキッド「え? 息子さんからプロレスのことで怒られるんですか?」
ライガー「そう。息子に正座させられた事もあるんですよ(笑)。昔、かみさんと2人で試合を見に来てくれたんですけど、試合が終わって2人は先に家に帰っていて、僕が戻ったら息子が神妙な顔つきで『ちょっと来い』『そこに正座しろ』って言うから『え? なになに?』って聞いたら『棚橋選手にいすを使わないとあんたは勝てないのか!』って。えらい怒られてね」
全員「(笑)」
ライガー「その時はヒールユニットだったから、息子には『今はそういうのを使って戦った方が合っているし、やっぱりチームワークって大事だからね』って言ったら息子から『もう絶対に棚橋選手にいすを使っちゃダメだから!』って言われてね(笑)。『すみません』って謝った(笑)」
全員「(爆笑)」
ライガー「だからそんな感じでお互いに言いたい事は言うんですよ。子どもだからって大人がなめちゃいけないし、まあそれでいいんじゃないかな」
アイキッド「息子さんが音楽活動をされたっておっしゃってましたよね」
ライガー「そうそう。5人組だったかな?(※) 歌はチラッとしか聞いてないんたけれど、まだ息子のステージを見たことがないんですよ。かみさんは見に行ったんだけど、俺はまだ来るなってそう言われてるから『じゃあ行かねえよ』って(笑)」
※息子の桐野貴さんは福岡で結成された5人組メンズアイドルグループ「Star☆Prince」のメンバーとして活動中。
アイキッド「ステージは違いますけど、そんな息子さんの活躍はうれしいんじゃないですか?」
ライガー「まあ親として余計なことをしない程度に応援できるところはしますよ。『うちのぼうずがCD出したからちょっと聞いてくださいよ』とかその位は言いますけど、ぐだぐだのなれ合いは嫌ですね。例えばプロレスのリングに上げてとかそういうのはちょっと違うよね。そういう線引きは親子でも必要ですし、息子だって自分からやりたいと思って始めたことだから彼も同じ意見ですよ」
アイキッド「すごくいい話を聞かせていただきました。僕たちは『94年のジュニアヘビー ~ザ・スコア~』という曲でメジャーデビューするんですが、青春のど真ん中の94年のライガーさんをはじめ、当時のジュニア選手の人たちのことを曲にしたのでガチのファンだったライガーさんに直接お会いできただけでもうお腹がいっぱいです(笑)」
ジョー「僕もこの曲で昔の記憶たくさんよみがえった。イン・マイ・ブレインね。だから超うれしいです」
ライガー「うれしいですよ。僕も結局プロレスファンだからね。でも今回は僕の話ばかりで2人のアピールが足りないんじゃない?遠慮しちゃダメですよ。もっとガンガンPRしないと」
アイキッド「ありがとうございます。僕たちももっとライガーさんにお話を聞きたいんですが…」
ライガー「もちろんですよ。このまま続きをやりましょうよ。延長!延長!」
ということで獣神サンダー・ライガーとザ・リーサルウェポンズの対談は次回に続きます。
□獣神サンダー・ライガー
1989年東京ドームの小林邦昭戦で獣神ライガーとしてデビュー。90年、獣神サンダー・ライガーに改名。94年、団体の枠を超えてジュニア戦士が集った「SUPER J CUP」第1回を開催。97年、ウルティモ・ドラゴンを破り、ジュニア8冠王に君臨。2020年1月4・5日東京ドーム大会で引退試合、翌6日大田区総合体育館にて引退セレモニーを行う。3月、WWE殿堂入り。アントニオ猪木、藤波辰爾に次いで日本人レスラー3人目。引退後はプロレス解説者、タレント、YouTubeチャンネルなど幅広く活動中。
Twitter:https://twitter.com/Liger_NJPW
YouTube:https://www.youtube.com/c/jyushin_thunder_liger/
□ザ・リーサルウェポンズ
2019年1月、突如として出現。狂気の発明家アイキッドが最終兵器サイボーグジョーとともに、80年代~90年代のカルチャーをテーマにした衝撃エンターテインメントを展開する。
オフィシャルサイト:https://www.tlw80s.com/
Twitter:https://twitter.com/TLW80s
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCzkUVvwcUOkv3rLHvu69ImQ