板垣李光人、2015年「花燃ゆ」以来10代で2度目の大河「すごくぜいたくなこと」

俳優・板垣李光人が、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)に出演し、徳川慶喜の弟・昭武(あきたけ)を熱演している。板垣にとっては2015年「花燃ゆ」以来、2度目の大河ドラマ出演。板垣がこのほど、NHKの取材会に参加し、同作への思いを語った。

徳川昭武を演じる板垣李光人【写真:(C)NHK】
徳川昭武を演じる板垣李光人【写真:(C)NHK】

NHK「青天を衝け」に徳川慶喜の弟・昭武を熱演

 俳優・板垣李光人が、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)に出演し、徳川慶喜の弟・昭武(あきたけ)を熱演している。板垣にとっては2015年「花燃ゆ」以来、2度目の大河ドラマ出演。板垣がこのほど、NHKの取材会に参加し、同作への思いを語った。

「以前、『花燃ゆ』に中学生くらいのときに出演させていただいていて、その時は13、14歳で、今は19歳。10代のうちに2回も大河ドラマという大きな作品を経験させていただけるのは、すごくぜいたくなこと。オーディションが去年の2月頃にあって、お話を頂いたのが10月でしたので、正直、(オーディションに)行ったことを忘れていたくらいのときに来たのでびっくりしました。2回も経験させていただける喜びがすごくありました」

 昭武は、10代前半で使節団を率いて渡欧し、ナポレオン3世に謁見(えっけん)した人物。

「現代の中学生くらいの年齢で日本を背負ってパリ(万国博)に行きます。そのくらいの年齢にしては荷が重すぎるくらいの大役。慶喜が昭武に任せようと思えるほど、相応の品位、カリスマ性があったのだろうと思います。任せようと思うようなたたずまい、話し方が大事になってくるだろうなと思いました」

 さらに「写真を見ると気高そうな印象」とし、どう演じているかもを紹介。

「自分が演じるときも空気を含むような動きに……鋭いけど柔らかさもありそうだなと写真を見て思い、そこから演じる上で膨らませている感じです」

 13、14歳といえば、板垣の「花燃ゆ」出演時と同じ年齢だ。

「自分だったら絶対に考えられない。国を背負っているので、自分では昭武と同じように振る舞うのは絶対に無理と思って演じていました」

 印象的なシーン、注目してほしいシーンにも言及。パリの宮殿のシーンもあるが、コロナ禍もありグリーンバックを使った合成映像などの技術も使用されたようだ。

「人がいる緊張感、呼吸、宮殿に響く足音など、実際にはその場にないものを全部、自分の中で想像しないといけないので、撮影時は普段とは違う集中力も必要でした。渋沢栄一(吉沢亮)とセーヌ川を歩くシーンがあり、それもグリーンバックでした。風や川の匂い、パリの景色など全部想像しながら演じないといけなかったので、印象的な撮影でした」

 最後は昭武のかっこいいと思うシーンをPR。

「皇帝ナポレオン三世に謁見するシーンは、昭武の中でも大きな仕事でしたし、日本の歴史などすべてを背負った自分が先頭に立って皆を率いて歩いていく……、かっこいいシーンになっていればいいと思います。あとグリーンバックでの撮影でしたが、栄一とセーヌ川を歩いているシーンが好きです。昭武が自分の正直な思いを吐露できる人が栄一であり、思いを伝えるところはいいシーンになっていると思います」

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