東大生軍団が明かす、マリックの超魔術のすごさ BS朝日「スーパー4Kマジック第7弾」

東大生軍団は見破れるか?【写真:(C)BS朝日】
東大生軍団は見破れるか?【写真:(C)BS朝日】

東大生の目の前で披露された超魔術

 コインがカードを貫通、ボールが目の前で空間移動など超魔術が東大生の目の前で披露され、東大生が解き明かす問題もあれば、解答に「ハンドパワー」としか書けず、マリックが「そうです、ハンドパワーなんですよ」と笑みを浮かべる場面も。

 収録を終えたマリックは「これは頭脳の格闘技です。東大生がトリックを見破る才能があるのか、どうか。私ももう50年近くマジックをやっていますが、なかなかこうも見事に見破る人はいない。世の中にはマジック派とパズル派がいます。マジック派の人たちは謎のままでいいという人。パズル派はタネを知らない限り、納得しない人です。“マジックはタネが分からないから嫌い”というパズル派の方が大勢いらっしゃいますが、この番組は、マジックのタネを知りたい方のために作りました。パズル派の解答者の最高レベルが東大生のお三方です」とライバルを絶賛する。

 一方、東大生はマリックの超魔術のすごさをどう見たのか? 上田が「マジックといえば、マリックさん。私はタネを知らないと、モヤモヤするタイプだったんですが、マジックは奥深いんだと知ることができた」と話せば、幼稚園のころ、マジシャンに憧れていたという早川は「僕はマジックのタネは明かしていけないと思ってしまう人。不思議な現象は不思議のままでいい。でも、実際にタネを明かしていただくと、不思議な現象のウラにある苦悩、その大変さを知ることができ、憧れていたマジシャンも魔法使いではなく、人間なんだと思い、親近感がわきました」と振り返る。

 リーダーの鶴崎は「マジックのタネでクイズをしていいのかと思いますが、そういうことをできるのがマリックさん。だからマジックが面白い、さらに答えを聞いてもなお感動できる。どこをとってもすごい。こんなことはマジックをけん引するマリックさんじゃないとできない」と感激していた。

 マリックは視聴者に向けて「タネは“いいうそ”として作ったもの。だまされる楽しさを味わって欲しい。よく手品のタネを聞いて、『なあんだ』という人がいますが、『なるほど』と言っていただきたい。マジックの裏側にちょっと感動していただき、少しでもマジックに興味を持っていただける方が増えるといい」とアピールしていた。

 目の前でこの激戦を見届けたが、いずれも難問。しかし、超魔術のタネは極めて単純で、番組を見たら、すぐにまねできるものばかり。記者も、すぐに試したくなった。異色のマジック・クイズ番組になっている。

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