俳優デビューのセカオワFukase “美しき殺人鬼役”で神木隆之介からのアドバイス明かす

人気バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカル・Fukaseが11日、都内で行われた、映画「キャラクター」の初日舞台あいさつに出席し、役作りについて語った。菅田将暉、高畑充希、中村獅童、小栗旬、永井聡監督も登壇した。

映画「キャラクター」の初日舞台あいさつに登壇したFukase(SEKAI NO OWARI)【写真:ENCOUNT編集部】
映画「キャラクター」の初日舞台あいさつに登壇したFukase(SEKAI NO OWARI)【写真:ENCOUNT編集部】

映画「キャラクター」で俳優デビューした胸の内を明かす

 人気バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカル・Fukaseが11日、都内で行われた、映画「キャラクター」の初日舞台あいさつに出席し、役作りについて語った。菅田将暉、高畑充希、中村獅童、小栗旬、永井聡監督も登壇した。

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 同作は、「20世紀少年」ほか浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志が10年の歳月をかけて練り上げたダークエンターテインメント。Fukaseは、売れない漫画家・山城圭吾(菅田)の運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角(もろずみ)を演じる。

 同作で俳優デビューを果たしたFukaseは、公開初日を迎え「今回お芝居が僕にとって人生初めてだったんですけど、キャストの方たちが優しく丁寧にあたたかく見守ってくれて、ついに公開することができました。この場を借りてお礼を言いたいです」と共演者に感謝した。

 美しき殺人鬼を演じたFukaseは、「ポスターが発表された時に、美しき異常者って書いてあって、それはちょっとハードルが高くないかと…」と、はじめは戸惑ったという。司会者から「本当に気持ち悪かったです」と言われたFukaseは、「ありがとうございます! 監督に『気持ち悪くなかったから、もう1回』と何度も言われので、褒め言葉です」とうれしそうに話した。

 公開初日、セカオワのメンバーも見に来てくれたそうで、「メンバーのSaoriから、『殺人鬼を演じながら、「サイレント」というラブソングを書いてたのはマジ、サイコパス』と言われました」と報告。

 また、高い声の両角を演じるにあたり、俳優の神木隆之介に相談したというFukaseは、「神木くんが『Fukaseくんは優しい殺人鬼が似合うよ』って言われて。最初はどういうことか分からなかったんですけど、少し角を丸くしてしゃべるところから始めて、せりふをその丸くもう少し高い声で話したのを録音して聴きながら役作りをしていました」と打ち明けた。初演技とは思えないほどの独特の存在感と美しさで熱演したFukaseに対し、菅田が「圧倒されましたね。Fukaseさんのにじみ出るものをただただ吸収していく役だったので。あふれ出る美しき異常者でした」と太鼓判を押すと、Fukaseが「本当に辞めてもらいたい」と照れ笑い。中村も「本読みのときから役を仕上げてきて素晴らしかった」とFukaseの演技を絶賛した。

 イベントの最後には、両角が劇中で写真を撮るシーンのように、Fukaseが映画のプロモーションの一環で出演者とポラロイド撮影を行った。

次のページへ (2/2) 【写真】「SEKAI NO OWARI」のFukaseが見せたユニークなポーズ
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