ノアを支える若きエースが迷走 同世代のライバルにも見放されるどん底から脱出なるか【連載vol.45】

重鎮・秋山準が辛らつアドバイス

 ノア、いや日本プロレス界の未来を背負っているはずの清宮が、今は悩み、もがき、苦しんでいる。団体の枠を超え、秋山準からは「悩んでいるとか、言ったり書いたりしないほうがいい」などと、辛らつなアドバイスまでもらうことになってしまった。キャリアも年齢も人生経験も違う秋山は肝も据わっているだろうが、清宮はまだ24歳の若者。暗中模索の中、自問自答から、答えを見つけだそうとしているのだろう。弱音も吐けない状態になってしまわないか気になる。

 ノアを退団した秋山に指摘されたのは、ノアを愛し、ノアにすべてを捧げる覚悟の清宮からすれば、かなりこたえたハズ。このまま、迷い道から抜け出せないとは思えないが、何とも心配になってきた。

 とはいえ以前、辛口で知られる鈴木秀樹が「初対面の時、目を反らさず、じっと見てあいさつして来て驚いた。彼はものすごく気が強い」と、清宮を評価していたのを思い出した。

 このまま沈む男ではないだろう。再びどんな形で浮上するのか、今こそ清宮に注目だ。

次のページへ (3/3) 【写真】同じ名前の居酒屋を訪れた清宮海斗
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