「リコカツ」主演の北川景子、夫婦関係の“変化”を語る 「夫に向き合えず自己嫌悪に陥るときあった」

9話のラストシーン。一度は別れてしまった咲と紘一だったが、やり直すことに【写真:(C)TBS】
9話のラストシーン。一度は別れてしまった咲と紘一だったが、やり直すことに【写真:(C)TBS】

仕事にかかりっきりで夫に向き合えていない、と自己嫌悪も

――離婚に至るまでのいさかいやすれ違いについて共感する部分はありますか?

「自分自身、共働き夫婦でお互い仕事を持っている。お互い大事な仕事の時期が重なってしまったとき、夫が帰ってきたのに私がずっと仕事の電話をしているとか、夫が話したいときに自分が時間を取れない、とか。そういうことは共働きだとやっぱりあって、そのたびにもうちょっと夫と話し合う時間が取れたら、と思ったり、仕事にかかりっきりで向き合えていないよな、と自己嫌悪に陥るときがあったりしました。共働きの夫婦がお互いの仕事を頑張っていると家庭に向き合う時間が取れないというのは、すごく共感できるところ。かといって家庭に尽力しようとすると、仕事の部分で家族がいないときにいっそうやらなくちゃいけなくて、パンクしちゃう。仕事と家庭のバランスに悩む場面はすごくリアルです。じゃあ、どちらかが仕事をやめて家庭に入る、というわけにもいかないというところは共感できますね。夫と誠実に向き合いたいんだけど、家族だから分かってくれるだろうみたいな感じで、家族に甘えがちになるといったところは、ちょっと気を付けようと演じながら思いました」

次のページへ (3/4) 家庭とも向き合いたいという気持ちにようやくなってきた
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