【欧州車紀行】コロナ明けたらどこ旅しよう!? 海外もツアーより自由な運転旅行もアリ!
新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、自由に旅行をすることが難しい状態が続いている。海外と自由に往来できるようになったらどこへ旅行をしたいか、思い描いて楽しみにしている向きもあるだろう。思い切って現地でレンタカーを借り、自分で車を運転し、旅して回るのも面白そうだ。そんな自由な車旅を重ねてきた記者による「欧州車紀行」を連載でお届けする。
40歳を過ぎて始めた気ままな車旅は最高だ!
新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、自由に旅行をすることが難しい状態が続いている。海外と自由に往来できるようになったらどこへ旅行をしたいか、思い描いて楽しみにしている向きもあるだろう。思い切って現地でレンタカーを借り、自分で車を運転し、旅して回るのも面白そうだ。そんな自由な車旅を重ねてきた記者による「欧州車紀行」を連載でお届けする。
40歳を過ぎてから、自分で車を運転して海外を旅行するようになって20年以上。昨年(2020年)は新型コロナウイルス感染症の拡大で5回目のイギリス車旅を諦めたが、今はリベンジの渡航をうかがう日々が続いている。
これまでイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、マルタを走ること11回。海外で初めて走る道路は危険を伴う。慣れない外国の車の運転、初めての土地、道路、そもそも英語すら中学生レベルで満足に話せない。それで「よく運転する気になるね」と言われるが、やってみると、ツアーや汽車の旅では味わうことのできない自由と、その土地の空気を丸ごと吸い込むような充実感とか、別世界がある。それは何物にも代えがたい、のだ。
世界中を覆い尽くしたコロナのために、見知らぬ土地への往来が遮断され、息の詰まるような日々が続いているが、海外渡航はいずれ復活する。人々の心に溜まった異国への憧れのマグマは沸騰寸前かもしれない。その時は……。コロナのリスクも少ない、気ままな車旅は新たなスタイルだと思う。心意気はGO TO ヨーロッパ、車の旅だ。
きっかけは1998年6月、フランスで開催されたW杯。サッカーにとりつかれ、時差ボケと闘いながら、衛星中継で全試合を見尽くした日々だった。新聞社勤めでは芸能、放送の担当だが、小さなサッカーコラムまで書くほど熱が入った。