細田守監督「彼女こそすずだ!」と大絶賛 「竜とそばかすの姫」中村佳穂が裏話披露
スタジオ地図が贈る細田守監督最新作「竜とそばかすの姫」の主人公「すず/ベル」声優キャストに決まった中村佳穂がコメントを発表した。
本編で流れる楽曲も歌唱
スタジオ地図が贈る細田守監督最新作「竜とそばかすの姫」の主人公「すず/ベル」声優キャストに決まった中村佳穂がコメントを発表した。
細田監督も「彼女こそすずだ!」とその存在と歌声を大絶賛した音楽界注目のミュージシャンである中村は、すず/ベル役をどちらも演じ、さらに、本編で流れる楽曲も歌唱する。
中村は1992年生まれ、29歳の京都出身のミュージシャン。20歳から本格的に音楽活動をスタートし、2019年にリリースしたアルバム「AINOU」で注目を集め、FUJI ROCK FESTIVALにも2度の出演経験を持つ。
細田監督自らが「すずを見つけ出す」と意気込んで開催されたオーディションで、監督を始めその場にいた誰しもが息をのんだ圧倒的な歌声とその存在感は、まさに唯一無二、すずそのものと評価された。
もともと、細田監督は、中村の楽曲「そのいのち」に心打たれ、数年前にライブ会場に足を運ぶなど親交があったが、「演技もできる人だったとは…こんなことになるとは思わなかった」と今回の起用はまったく予想だにしていなかったと驚く。一方、中村も高校生の頃に、母親と劇場に足を運んで観た「時をかける少女」が強く心に残っていたとのこと。昨年実施されたオーディションに参加後、監督から正式にオファーが届くと、今作の絵コンテを見て監督の作品への思いに大きな感銘を受け、演技未経験ながらも、出演を決意した。
12日間に及ぶアフレコを終えた中村は「頑張りました!」と充実した大きな笑顔を見せ、「最初は、私の思う“悲しい”とすずの思う“悲しい”は違っていて、日が経つにつれて、すずはこう思っているんだ!と監督が話す意図が分かってきて、それからは楽しくアフレコに参加することができました」と振り返った。
また、同一人物ではあるものの、“自分に自信のない内気な「すず」”と“インターネット世界<U>で大注目を集める絶世の歌姫「ベル」”との演じ分け方については、「気持ちを変える作業を、服装に手伝ってもらった」と答え、すずを演じる時にはなるべく低い靴を、ベルの時はこのために購入したヒールの高いパンプスを履いて気持ちを切り替えながらアフレコを行った、とこだわりの裏話も披露した。