佐々木蔵之介、サイバー捜査官役に「僕は超アナログ人間」 福原遥&間宮祥太朗と共演
福原遥、佐々木蔵之介&間宮祥太朗に「日々、支えていただいてます!」
○福原遥
――最初に脚本を読んだときの感想を教えてください。
「(佐々木)蔵之介さん演じる安洛主任が知らない言葉をワーッとしゃべるシーンがあったので、私も分からない単語を検索して調べました! 今は誰もがスマートフォンやパソコンを使い、SNSも浸透していますが、それについてちょっと考えさせられるような、今の時代にマッチした作品だなと思いました」
――古宮山絆というキャラクターをどう演じたいと考えていますか?
「絆は安洛主任とは“真逆”で情に厚く、人の気持ちを理解し、そこから真相を導き出そうとする女性。誰よりも正義感が強くて、一直線な性格ですね。安洛主任が自分のお父さんなのではないかと疑っているのですが、人間に対してとても愛情深いんだなという面も感じます。私は絆みたいにテキパキ動けるタイプじゃないので、演じていて『しっかりしなくちゃ』と思うことも多いですね。でも、彼女の中の熱い部分は自分と似ているので演じていて楽しいです」
――ご自身はアナログ人間ですか? デジタル人間ですか?
「私も同年代から見たらアナログだと思います。SNSでライブ配信をしたことがあるのですが、使い方がわからなくてアウトカメラになっていて、スタッフさんが丸見えになっちゃったことがありました(笑)」
――佐々木蔵之介さん、間宮祥太朗さんの印象を教えてください。
「蔵之介さんとはよく差し入れや食べもののお話をするのですが、話し方がものすごくおいしそう。蔵之介さんから話を聞くと、“早く食べてみたい!”っていう気持ちになります(笑)。また、私は人見知りなので最初、間宮さんに話しかけるのは緊張したのですが、頑張って話しかけたらすごくやさしく答えてくださってそこから一気に打ち解けてしまいました(笑)。私がセットに置いてある人形を破壊しちゃったことがあったのですが、間宮さんが直してくださったりして……日々、支えていただいてます!」
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
「顔が見えないところで書き込みができるネット社会の恐ろしさなど、いろいろなものを感じていただける、今の時代にピッタリ合ったドラマです。最終話までいろいろな謎が描かれていくので、ぜひ最初から最後まで楽しんでいただけたらうれしいです!」
○間宮祥太朗
――最初に脚本を読んだときの感想を教えてください。
「最初に思ったのは、『蔵之介さん、大変そうだな……』ということ(笑)。専門用語もせりふ量も、ものすごく多いので……。また、視聴者のみなさんに分かるように事件の概要をかけあいで説明するところもあり、第1話の脚本は半分ぐらい読んだところで、いったん閉じちゃいました。ちょっと整理する時間がほしくなったんですよ(笑)。でも、モニター画面をうまく使うなどの演出で、とても分かりやすくストーリーが進行していくので、演じていて僕もスッと理解することができました」
――“密命”を帯びている多和田昭平というキャラクターをどう演じたいと考えていますか?
「多和田は総事係とは別の顔も見せるキャラクターですが、そこはあまり大げさに演じわけないようにしたいなと思っています。元捜査一課ということもあり、スマートさが出るといいなと思っていて、安洛主任が3手先のことを話しているとしたら、多和田はそれを聞いているとき1手ぐらい先までは考えている、という意識で存在するよう心がけています。また、自分がいちばん刑事っぽいキャラなので、ほんわかした雰囲気の総事係の中、チームを引き締めるような存在でありたいとも考えています」
――ご自身はアナログ人間ですか?デジタル人間ですか?
「僕もアナログ人間だと思いますが、自分の趣味に関してはデジタル人間かもしれないです。撮影の待ち時間によく野球中継を見るのですが、いろいろな方法を駆使してチェックしているので……。地上波の中継がなければ、BSやアプリの配信サービスを確認し、それも厳しかったら、試合結果を速報してくれるアプリを活用しています。そういうところではデジタル派ですね(笑)」
――佐々木蔵之介さん、福原遥さんの印象を教えてください。
「蔵之介さんとは大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)で初共演させていただきましたが、そのときもモニター越しに見惚れてしまうほど迫力あるお芝居をされていて、今回ご一緒させていただくのをとても楽しみにしていました。でも、いったんスタジオから出ると、はしごみたいなところにぶら下がって脱力している瞬間もあって(笑)、集中力のスイッチングがスゴイ方なんだなと思いました。福原さんには『なんでそんなにせりふを覚えるのが速いんですかー!』ってよく怒られています(笑)」
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
「近未来の物語ではなく、まさに“今”を描いたドラマです。風刺的な要素もありますが、お説教くさいところはまったくなく、自分たちが当たり前のように使っているスマホやパソコン、ネットなどが自分にとって必ずしも味方ではなく、“使い方次第”ではないかと考えさせてくれるドラマだと思います」