菅田将暉、6年ぶりの月9出演で主演の大役 地毛を巨大アフロに変貌で体当たりの役作り

フジテレビは、2022年1月クールの月9枠で「ミステリと言う勿(なか)れ」を放送することを発表した。主演を月9出演が実に6年ぶりとなる菅田将暉が務める。

菅田将暉が「ミステリと言う勿れ」で月9主演【写真:(C)フジテレビ】
菅田将暉が「ミステリと言う勿れ」で月9主演【写真:(C)フジテレビ】

チーフ監督・松山博昭と脚本・相沢友子が5作目のタッグ

 フジテレビは、2022年1月クールの月9枠で「ミステリと言う勿(なか)れ」を放送することを発表した。主演を月9出演が実に6年ぶりとなる菅田将暉が務める。

 同作は、累計発行部数800万部を突破している大人気コミック「ミステリと言う勿れ」(田村由美原作)を実写化したもの。映像化の権利を巡り、一時出版社に問い合わせが殺到したという話題作のフジ月9枠での放送が実現する。

 菅田演じる天然パーマがトレードマークの主人公が淡々と自身の見解を述べるだけで事件の謎も人の心も解きほぐしていくという、令和版・新感覚ミステリー。日本一のカメレオン俳優の菅田が、本作では役作りのために自ら地毛で巨大なアフロヘアに変身し、言葉だけでストーリーを展開させていく難役に挑んだ。

 菅田演じる主人公・久能整(くのう・ととのう)は、天然パーマにコンプレックスを持つ、友だちも彼女もひとりもいない、カレーをこよなく愛する大学生。社会で「当たり前のこと」として流されていることに常に疑問を持ち、とことん考え抜く性格で、膨大な知識と独自の価値観による持論をあざやかに展開する。たとえ周囲で何が起きていようともしゃべらずにはいられないため、「うざい、面倒くさい」と言われ続けて生きてきた青年となっている。

 そんな整がある日、身に覚えのない殺人事件の容疑をかけられることに。そこで刑事たちから取り調べを受ける中、整は事件の裏に隠されたヒントや、刑事たちが抱えている悩みの存在に気づいていく。そして、特に「事件を解決したい」という思いはないまま、ただただ思いつくことをマイペースに話すうちに、いつのまにか事件の謎だけでなく、人の心まで解きほぐしてしまうというストーリーとなる。

 今作のチーフ監督をつとめるのは、これまで「トレース~科捜研の男~」(19年、フジテレビ)、「信長協奏曲」(14年、フジテレビ)、「鍵のかかった部屋」(12年、フジテレビ)、「LIAR GAME(ライアーゲーム)」シリーズなど、その重厚感とスタイリッシュで独創的な作品演出に定評のある松山博昭が担当する。そして松山とは本作が連続ドラマ5作目のタッグとなる、相沢友子が脚本を担当する。

 菅田は「ドラマ『ミステリと言う勿れ』久能整役を演じます。原作を読んだ時、衝撃でした。とにかく話が面白い。会話劇。文化、価値観、哲学。人間、人間、人間。日々見落としがちな寂しさを優しくすくい取っていく彼の生きざまに一瞬で魅了されました。同じ魚座のA型、uの音で終わる名前という類似点もあり、勝手ながら運命を感じながら、一つ一つ丁寧に演じさせていただきました。しかし、難役でした。彼の髪型のように僕の脳みそが爆発する毎日でした。ですが彼の思考は、きっと今この世界を豊かにしてくれると信じています。どうか少しでも皆さまの心が温かくなりますように。彼の少し長いおしゃべりに耳を傾けてもらえますように」とコメント。

 原作の田村も「こんな幸せなことがあっていいんだろうか。自分にとって初めての実写ドラマ化、それがなんとフジテレビさんの月9、そしてその主演がなんと菅田将暉さん! 整役が菅田将暉さんです! 何度も声を大にして言いたい。感激です。撮影現場にもお邪魔したのですが、“ああ……! 整が現実にいたらこんな感じなんだ!”ってもう整にしか見えず、どれほどの努力を重ね思考をめぐらせ、大量のせりふに向き合い髪の毛をもふもふにし(!)、真摯(しんし)な役作りをしてくださったんだろうとその素晴らしさと放たれる輝きに震える思いでした。本当にその存在感たるや……!」と興奮。

 続けて「スタッフの皆さんも強力で最高です。作品をとても大切に扱ってくださってます。原作を応援してくださるかたにぜひ見ていただきたいですし、原作をご存じない菅田さんのファンのかたにも楽しんでいただけると思います。待ち遠しいです。作品にとって整にとってこれ以上はない幸運に恵まれました。このコロナ禍に厳重装備で日々制作に携わっておられるすべてのかたに感謝いたします。よろしくお願いいたします!」とコメントした。

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