記念の10作目完成までの舞台裏 「SEPT」の“頭脳コンビ”が2作同時上演に込めた思い

「SEPT」主宰の杉浦(左)と演出のウチクリ(中央)は、キャストとしても舞台に立つ【写真:小田智史】
「SEPT」主宰の杉浦(左)と演出のウチクリ(中央)は、キャストとしても舞台に立つ【写真:小田智史】

芝居は演者も、見る側も「人生で一番大切な時間」

――お2人にとって芝居とはどういうものでしょう?

杉浦「お芝居単体というよりは、僕の中では音楽とお芝居は常に融合しています。それをステージで形にする『SEPT』を、みんなで一緒に楽しめていることが本当に幸せです」

ウチクリ「演じる側も、見る側も、人生で一番大切な時間だと僕は思っています」

――会場、配信で観劇する方へメッセージをお願いします。

杉浦「このようなご時世のなか、まずステージに立てること自体が僕らにとっては本当に奇跡だと思っています。最大限の(コロナ感染防止)対策をしていますので、安心して会場で見ていただきたい。『来なきゃよかった』という思いは絶対させませんし、この大切な時間を共有させていただけたらうれしいです。そして、今回は『SEPT』のVol.10という僕らにとっても記念すべき公演であり、お祭り。今まで応援してくださったみなさんも、初めて『SEPT』を知ったみなさんも、一緒に喜びたいと思っています」

ウチクリ「歴史に残るこの時期に、一緒に演劇で乗り越えたという記憶になると思いますので、精一杯楽しむことをやめずに、時間を共有していければと思います」

次のページへ (4/4) 「SEPT Vol.10 ReAnimation ReUnion|ReVise」公演概要
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