乃木坂46を卒業する伊藤純奈と渡辺みり愛のメッセージ「全力で愛してあげてほしい」
アイドルグループ「乃木坂46」の伊藤純奈、渡辺みり愛が26日、無観客配信ライブ「乃木坂46 アンダーライブ 2021」に出演。ラストライブでメンバー、ファン、関係者に感謝の思いを伝えた。
アンダー楽曲「錆びたコンパス」をライブ初披露
アイドルグループ「乃木坂46」の伊藤純奈、渡辺みり愛が26日、無観客配信ライブ「乃木坂46 アンダーライブ 2021」に出演。ラストライブでメンバー、ファン、関係者に感謝の思いを伝えた。
伊藤と渡辺は、2013年に乃木坂46の2期生としてグループに加入し、同じ日に研究生から正規メンバーに昇格。舞台経験が豊富な伊藤は女優としての活動で注目を集め、高いダンススキルを誇る渡辺は23rdシングル「Sing Out!」(19年)で表題曲選抜入りを果たした。2人は6月9日にリリースされる27thシングル「ごめんねFingers crossed」の活動をもって、グループから卒業することを発表していた。
本公演には、伊藤理々杏、北野日奈子、阪口珠美、佐藤楓、鈴木絢音、寺田蘭世、中村麗乃、向井葉月、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、和田まあやも出演。13人によるアンダーライブは、27thシングルに収録されるアンダー楽曲「錆びたコンパス」のライブ初披露で幕を開け、渡辺のセンター楽曲「風船は生きている」へと続き、エモーショナルなパフォーマンスでスタートダッシュを切った。
MCコーナーでは、伊藤(純奈)が「ラストライブですが、ライブは楽しむものだと思っているので、みんなで全力で頑張るぞ!」と笑顔を見せ、渡辺は「ライブが大好きなので、今日はたくさんアイコンタクトをとって、たくさん思い出を作りたいと思います」と意気込みを語った。
ユニットブロックでは、伊藤(純奈)と渡辺、2人だけで「ショパンの嘘つき」を披露。純奈の美しい歌声に合わせて、渡辺が情熱的なダンスを見せ、楽曲の世界観を見事にステージ上に描いた。その後も、歴代のアンダー楽曲で全力のパフォーマンスを届け、珠玉のバラード「誰よりそばにいたい」で本編を締めくくった。
アンコールの楽曲を披露する前、伊藤(純奈)と渡辺が卒業スピーチ。渡辺は涙を流しながら、「8年間、私を支えてくれてありがとうございます」と、乃木坂46に関わった人々に感謝し、ファンへのお願いとして、「メンバーはアイドルだけど1人の普通の女の子だから、いつみんなのもとから離れてしまうかというのは分からない。だから、そのときのために全力で愛してあげてほしいし、毎日ちゃんと推しメンに愛情を伝えてあげてください。後悔ないように大好きな人と過ごしてください」と思いを伝えた。
伊藤(純奈)も「メンバーのみんな、約8年間一緒に活動できて、本当によかったです。こんないい子たちに囲まれて活動することができて、なんて私はラッキーなんだろうと思っています」と笑顔。そして、「これでおしまいなので、私たちは私たちらしく、これからも生きていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします」とメッセージを送った。
卒業スピーチを終えると、2人のリクエスト曲として「三角の空き地」「君が扇いでくれた」、アンダー楽曲2曲を歌い上げ、最後は「乃木坂の詩」でアンダーライブに幕。本公演の座長を務め、伊藤(純奈)と渡辺の同期である山崎は、「卒業はさみしいものではありますが、新しい門出なので、『おめでとう』と心から言いたい。みんなで笑顔で締めくくれてうれしく思っています」と語り、「これからも2人の応援をよろしくお願いします」と同期の門出にエールを送った。