お祝いムードから一転! 史上空前の新日ドーム大会は史上最大のバッドエンドに

新日本プロレスのビッグマッチ「WRESTLE KINGDOM14」が5日東京ドームで2日目を開催。2連戦を締めくくる史上初のIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタル(IC)ダブル選手権試合は、内藤哲也がオカダ・カズチカに勝利。IWGP2冠王者となり、プロレス界に新たな伝説を作った。しかし…

悲願の2冠を達成した内藤哲也がまるで敗者のようにリングを去った【写真:山口比佐夫】
悲願の2冠を達成した内藤哲也がまるで敗者のようにリングを去った【写真:山口比佐夫】

2日間にわたる「WRESTLE KINGDOM 14 」のフィナーレはまさかの大ブーイングに!

 新日本プロレスのビッグマッチ「WRESTLE KINGDOM14」が5日東京ドームで2日目を開催。2連戦を締めくくる史上初のIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタル(IC)ダブル選手権試合は、内藤哲也がオカダ・カズチカに勝利。IWGP2冠王者となり、プロレス界に新たな伝説を作った。しかし…

 イッテンヨン(1月4日)では、メインイベントでIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが「G1 CLIMAX 29」優勝者の飯伏幸太を破りベルトを死守。セミファイナルでは、内藤哲也がジェイ・ホワイトを下して5度目のIC王座戴冠を果たした。その両者がイッテンゴ(1月5日)のリングで対峙。双方の王座を賭けて対決した。

 内藤は必殺デスティーノへの布石で序盤から首攻めを展開。対するオカダは、相手の機動力を封じるべくヒザにダメージを蓄積させていく。試合が大きく動いたのは、決戦のゴングから25分が経過したところ。ローリング・ラリアットを叩き込んだオカダが、旋回式ツームストン・パイルドライバーからレインメーカーにつなぐ。カウント2.9で返されると、なりふり構わず非情なヒザ攻め。これには内藤を支持するファンから大ブーイングが発生した。そんなことお構いなしのオカダは、レインメーカーを連発して仕上げにかかる。しかし、命からがら逃れた内藤は、起死回生のデスティーノ。さらに、ここ一番でしか出さない大技スターダストプレスを直撃させる。そして、バレンティアからデスティーノを完璧に決めると、勝負タイムは35分37秒、内藤がオカダをねじ伏せて史上初の2冠チャンピオンに輝いた。“逆転の内藤”の偉業達成に、東京ドームに集まったファンは大ナイトウコールで祝福した。

 激闘を終えて全世界のファンに感謝を述べた内藤は、「“逆転の内藤哲也”、堪能していただけましたでしょうか。この2本のベルトを持って、さぁ何をしようかな……その答えはもちろん、トランキーロ!あっせんなよ!」とドームで念願の大合唱。さらに、「ただひとつ言っておきたいことは、東京ドーム2連戦のことを忘れることは無いでしょう。この2本のベルトとともに前へ進みたいと思います」と決意表明した。そして、キメ台詞で締めようとしたが、ここでKENTAが乱入。go 2 sleepで内藤をKOすると、チャンピオンの上であぐらをかいでから退場していった。起き上がれない内藤はBUSHIの肩を借りて引き上げる屈辱を味わい、東京ドーム2連戦はまさかのバッドエンドとなった。

東京ドームの観客が待っていた大合唱をKENTAがぶち壊した【写真:山口比佐夫】
東京ドームの観客が待っていた大合唱をKENTAがぶち壊した【写真:山口比佐夫】

KENTAが2020年前半の台風の目となるか?!

 バックステージに現れたKENTAは、「自分の人生を生きているよ。めちゃくちゃ楽しいよ。ありがたく思えよ、お前ら。史上初?そんなのやらせるかよ。このまんまじゃ、終わらないからな。2020年、俺の年だよ、俺の年。目を離すんじゃねえぞ。お前ら」とマスコミに吐き捨てた。

 2冠戦に敗れIWGPヘビーのベルトを失ったオカダは、「ああ、悔しい。負けました。内藤さんは何も背負うものがなかったと思う。でも、あれだけの期待を背負って戦ったら、それは強いと思います。2連戦は言い訳にできない。内藤哲也は2冠にふさわしい男だと思います。(自分は)今日も『超満員にする』と言って、できなかった。精いっぱいにやってきたので……。2020年は悔しい1年の始まりなのかな。この悔しさをパワーにまた頑張ります」とコメントした。

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(ENCOUNT編集部)