小池都知事、コロナ対策費用は「オリパラ3回できる計算」 財政圧迫も徹底を強調

東京都の小池百合子知事が21日、都庁で行われた定例会見に出席。新型コロナウイルス対策が都の財源を圧迫していることについて、「いろいろな考え方があるが、必要なときに必要な支出をしていく」と話した。

定例会見に出席した東京都の小池百合子知事【写真:ENCOUNT編集部】
定例会見に出席した東京都の小池百合子知事【写真:ENCOUNT編集部】

新型コロナ感染拡大前に約9000億円あった財政調整基金が底をつく可能性も

 東京都の小池百合子知事が21日、都庁で行われた定例会見に出席。新型コロナウイルス対策が都の財源を圧迫していることについて、「いろいろな考え方があるが、必要なときに必要な支出をしていく」と話した。

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 東京都は17日、ワクチン接種に専念する診療所への協力金など、新型コロナウイルスの対策にあてる総額4265億円の補正予算案を発表。これにより、新型コロナウイルス感染拡大前には9000億円あまりの残高があった財政調整基金は、223億円まで大幅に減少する見通しとなっている。

 財政調整基金が底をつく可能性について問われた小池知事は「東京五輪・パラリンピックの予算総額は1兆6500億円。これまで27回補正予算を組んでその額です。一方のコロナ対策は4兆2000億円。単純にオリパラが3回できる計算」とコロナ対策にかかる費用の規模を概算。

 その上で「必要なときに必要な支出をしていく。本来、皆さんの生活に使われるべき予算。やりくりしつつもコロナ対策を進めていく」と強調した。今後の財源の確保については「貯蓄が増えているという報告もある。コロナ禍がその後の購買意欲にもつながっている。それが都の経済、ひいては国の経済にもつながる。今こそコロナを抑え込んでいくとき」と話した。

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