BTS、新曲「Butter」発売 約400万人がMV同時視聴 会見で「グラミー賞に挑戦したい」
韓国のボーイズグループ・BTSが21日、韓国・ソウルのオリンピック公園オリンピックホールで新デジタルシングル「Butter」の発売記念記者会見&グローバルオンライン会見を開いた。
現地時間23日開催の「2021ビルボードミュージックアワード」でテレビ初披露
韓国のボーイズグループ・BTSが21日、韓国・ソウルのオリンピック公園オリンピックホールで新デジタルシングル「Butter」の発売記念記者会見&グローバルオンライン会見を開いた。
同曲のミュージックビデオ(MV)はこの日午後1時に全世界同時公開され、曲のエンディングあたりでは400万人近くが同時視聴するという凄まじい注目を集めた。昨年11月発売の「BE」以降、6か月ぶりに発表した新曲は、グローバル音楽市場を狙った英語曲。4月には日本語での新曲「Film Out」を披露している。
新曲のMV公開から1時間後にメンバー7人全員がジャケット姿で会見場のステージに登壇。リーダーのRMは「6か月ぶりに直接お会いできてうれしいです。誠心誠意をもって会見に臨みます」と会場に集まった報道陣にあいさつ。髪を黄色に染めたJ-HOPEは「“Butter”なので“Butter”の髪にしました」と笑いを誘った。前回の記者会見を欠席したSUGAは「お会いすることに緊張していますが、皆さん、お元気でしたか?」と笑みを浮かべ、不調だった肩については「リハビリしたり運動したりして治療中で、回復しています」と報告した。
新曲は陽気で爽やかなサマーソング。モノクロから鮮やかな色彩へのチェンジやメンバーが体を使ってファンの呼び名である「ARMY」の文字を表現するシーンが印象的だ。同曲の感想を求められたJIMINは「大変聴きやすい曲をいただいた。おおげさなメッセージがあるわけではないですが、かわいらしくてお茶目な魅力を盛り込みました」とPRした。JUNG KOOKはメンバーがエレベーターの中でダンスするシーンを取り上げて「各自の感性のまま即興で踊っています」と明かした。
メンバーは会場にいる記者からの質問にも直接答えた。3月に開催された第63回グラミー賞では「Dynamite」が最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス部門にノミネートされたが、惜しくも受賞を逃した。次回のグラミー賞について問われるとSUGAは「『Butter』でもう1度挑戦したい」と意欲を見せた。
また、グループにとって今後の関心事についてRMは「ぼくたちはなぜ存在するのか、BTSがどういった価値を実現すべきなのか、考えています」と真摯に語った。
新曲「Butter」は23日(現地時間)に米ロサンゼルスのマイクロソフト・シアターで開催される「2021ビルボードミュージックアワード」でテレビ初披露される。BTSは韓国から中継で参加する。現在、トップ・デュオ/グループ賞、トップ・ソング・セールス・アーティスト賞、トップ・ソーシャル・アーティスト賞、トップ・セールス・ソング賞の合計4部門のファイナリストとなっている。さらにファン投票によるトップ・ソーシャル・アーティスト賞を5年連続で受賞する可能性も有力視されている。