田村正和さん死去、弟の亮がブログで明かす「自分のライフスタイルを崩さず全うした」
俳優・田村正和さんが4月3日に都内の病院で、心不全のため亡くなっていたことが18日、分かった。77歳だった。正和さんは時代劇「眠狂四郎」、刑事ドラマ「古畑任三郎」などで知られる。弟の俳優・田村亮が同日夜、自身の公式サイトで発表した。
77歳心不全、「眠狂四郎」「古畑任三郎」で人気…イチロー氏との共演も話題に
俳優・田村正和さんが4月3日に都内の病院で、心不全のため亡くなっていたことが18日、分かった。77歳だった。正和さんは時代劇「眠狂四郎」、刑事ドラマ「古畑任三郎」などで知られる。弟の俳優・田村亮が同日夜、自身の公式サイトで発表した。
同サイトで、亮は「兄 田村正和が天国に旅立ちました。4月3日、正和兄貴の奥さんからの突然の知らせで一瞬何の事か理解出来ず茫然としました。私の妻が3ヶ月程前に兄の奥さんと話しをした時も 兄は元気で散歩していると聞いていたのに…」とショックを隠せない様子。
さらには、「兄は幸せな人生を送ったと思います。仕事でもプライベートでも何事も自分のライフスタイルを崩さず全うしたと思います。葬儀も派手にせず静かに見送ってくれと家族に言っていたそうです。生前、兄に関わって下さった方々に、私からも心より厚く御礼申し上げます。合掌」と結んでいる。
正和さんの父親は、大正から昭和にかけて「バンツマ」の愛称で人気だった俳優・阪東妻三郎さんで、同じく俳優の道に進んだ故・高廣さん(2006年死去)、正和さん、亮は「田村3兄弟」と話題になり、それぞれが人気を博した。
正和さんは、1943年、京都市生まれ。成城学園高に在学中から俳優活動を始め、シリアスな時代劇から、コミカルなホームドラマ、ラブストーリーなど、幅広いジャンルの作品に出演した。代表作はフジテレビ系時代劇「眠狂四郎」、TBS系「うちの子に限って」、TBS系「パパはニュースキャスター」、フジテレビ系「ニューヨーク恋物語」、フジテレビ系「古畑任三郎」など。ダンディーな演技が人気だった。
94年に始まった三谷幸喜氏脚本の「古畑任三郎」シリーズでは、独特の語り口調、しぐさ、鋭い観察眼を持つ刑事を演じ、犯人役で当時現役のイチロー氏が特別出演したことでも話題になった。