高橋英樹、娘・真麻へ感謝「おじいちゃんにさせてくれた喜び半端ない」 親子愛を披露

俳優の高橋英樹が12日、娘でフリーアナウンサーの高橋真麻と2人で、都内で行われた映画「ファーザー」公開記念「親子ふたりだけの試写会」に出席した。第93回アカデミー賞でアンソニー・ホプキンスがオスカー史上最高齢の83歳で主演男優賞を受賞した作品。老いによる記憶の喪失と現実と記憶の境界線も崩れる父と、父を思う娘の親子愛を描いたフロリアン・ゼレール監督の作品。14日から公開される。

映画「ファーザー」の公開記念イベントに出席した高橋真麻(左)と高橋英樹【写真:ENCOUNT編集部】
映画「ファーザー」の公開記念イベントに出席した高橋真麻(左)と高橋英樹【写真:ENCOUNT編集部】

映画「ファーザー」の公開記念イベント「親子ふたりだけの試写会」に出席

 俳優の高橋英樹が12日、娘でフリーアナウンサーの高橋真麻と2人で、都内で行われた映画「ファーザー」公開記念「親子ふたりだけの試写会」に出席した。第93回アカデミー賞でアンソニー・ホプキンスがオスカー史上最高齢の83歳で主演男優賞を受賞した作品。老いによる記憶の喪失と現実と記憶の境界線も崩れる父と、父を思う娘の親子愛を描いたフロリアン・ゼレール監督の作品。14日から公開される。

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 英樹は「出演する俳優の力量がすごいので俳優として圧倒されてまいっています」。真麻は「ドキュメンタリーに近くて考えさせられました。認知症の知識と見分が広がりました」と感想を語った。また、ともに「アンソニー・ホプキンスの演技力がすごい」と感激していた。

 主人公は81歳の設定。現在77歳の英樹は「あと4年。変わらずにいたい。同じような状態でいつづけていられるように頑張りたい」と語った。真麻は「父が今と同じような状態でいられるためには母の存在が大切。娘としては両親ともに健康でいることが何よりも一番の願い」と両親への愛を語った。

 また、2人は作品のテーマである親子愛にちなみ、最近、親子愛を感じたエピソードを紹介。真麻は「私が先日、ぎっくり腰になってしまいまして。詳しく言うとぎっくり腰の一歩手前ですが、その時に病院の手配や家事を手伝ってくれたり、娘の保育園のお迎えに行ってくれたり、素早い行動がありがたかった」と紹介。一方の高橋は「娘がやばいかなと思ったら、すぐ助けるのが親の務め」。また、真麻からの愛には「何よりも孫をつくってくれたこと。孫を私に抱かせてくれる、これだけで十分。うれしくてしょうがないんです。おじいちゃんにさせてくれた喜びは半端ないです」と笑顔を見せた。真麻は2018年に一般男性と結婚し、20年5月には第1子を出産したことを公表していた。

 さらに、高橋は、忘れたくない親子の思い出も紹介。「娘が小さい時、パパとママに将来、プール付きの家をつくってあげると言ったんです。それからしばらくして小学校高学年の時、真剣な顔で、無理かもしれないと言ったんです。覚えていて、現実には無理と言っていると思った時、ものすごくかわいかったです」と語った。この話に真麻は「今でも親にプール付きの家を買ってあげられなかったことを後悔しています。本当に今でも申し訳ないと思っています。なので、一獲千金の際には必ず買います」。高橋は「もういいです。掃除が大変」と笑っていた。

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