HKT48を卒業する森保まどか、アイドル生活をかみ締め「心残りなく卒業を迎えられそう」

本作にはアイドル森保まどかのすべてを詰め込んだ【写真:山口比佐夫】
本作にはアイドル森保まどかのすべてを詰め込んだ【写真:山口比佐夫】

卒業後は「中洲の屋台で飲んでいるかも」

――タイトルは、楽譜を意味する「スコア」となっています。

「秋元康先生から、いくつかタイトルの候補をいただいて、その中で『スコア』が私の第1希望でした。響きがよくて、気に入っています。HKT48として活動して秋元先生からは、私がピアノ伴奏を担当する曲をいただいたり、AKB48のドームコンサートでピアノを演奏させていただく機会をいただきました。そういう姿を見ていただいていたので、『私と言えばピアノ』と改めて実感しました」

――HKT48の1期生(今田美奈、熊沢世莉奈、下野由貴、松岡菜摘、村重杏奈、本村碧唯)、「Chou」のメンバー(松岡、栗原紗英、神志那結衣、松本日向、宮﨑想乃、山下エミリー)も友情出演し、お互いにあてた手紙も掲載されています。

「HKT48は個性豊かなグループなんですが、文字、言葉を見ると、それをなおさら感じました。メンバーによって違いすぎでしょ、と思って、それも含めておもしろかったです(笑)。手書きのメッセージが掲載されているのもいいですよね。味があるし、より思いが伝わってきます」

――5月29日の卒業コンサートが迫っています。改めて、現在の心境は。

「私の場合、卒業発表から卒業コンサートまで3か月ほど時間があり、最後のレコーディング、ミュージックビデオ撮影、フォトブックや雑誌グラビアの撮影、いろんな最後を実感することができ、卒業までの時間をかみ締められています。心残りなく卒業を迎えられそうです」

――写真集の撮影はHKT48劇場でも行われましたが、劇場のステージに立つのも残りわずかです。

「昨年から開催が見送られていたチーム公演が、卒業前に再開されて、うれしく思っています。私は、けがをして途中から休演状態だったのですが、一部出演ではありますが、みんなと一緒に、16人でステージに立つことができて幸せです」

――グループ卒業後にやりたいことはありますか。

「今までできなかったことをしたいと思っていて、とにかく食べまくりたいです。お酒も外ではっちゃけて飲むことがなかったので、このコロナの状況が落ち着いたら、中洲の屋台で飲んでいるかもしれません(笑)。フォトブックの撮影で初めて屋台に行ったのですが、焼きラーメンがおいしかったので、もう1度食べに行きたいです。あのロケーションで食べるのがいいですよね」

――最後に、この記事を読んでいるみなさんへメッセージをお願いします。

「私の10年が、ぎゅっと凝縮されたら、この1冊になった! というフォトブックになっています。ずっと応援してくださったファンのみなさんはもちろん、このタイミングで私を知ってくださった方にも、絶対に楽しんでいただける内容になっています。全編、福岡で撮影したので、ガイドブック的な役割も果たせると思います(笑)。老若男女問わず、喜んでいただける作品なので、ぜひ、気になった方はお手に取ってみてください」

□森保まどか(もりやす・まどか)1997年7月26日、長崎県出身。2011年7月10日、福岡を拠点とするアイドルグループ「HKT48」の第1期オーディションに合格。HKT48チームKIVに所属し、選抜メンバーおよびビジュアルユニット「Chou」のメンバーとして活躍。特技はピアノ演奏で、20年1月29日に松任谷正隆氏総合プロデュースによるソロピアノアルバム「私の中の私」をリリース。21年5月末でHKT48を卒業する。

次のページへ (3/3) 【写真】ラスト写真集は「成長した姿が見られる作品」、森保まどかさんのインタビューアザーカット
1 2 3
あなたの“気になる”を教えてください