SNSで“自分らしさ”を発信 筋肉女子が伝えたいこと「なりたいようになればいい」
若くして結果を残す重要性「同世代の人たちがやってみようと思ってくれれば」
出産願望についてはハッキリと「あります」と答えたみささん。一方で、日本ではこれまでに女子フィジークで若くして結果を残した人がいないとし、20代で結果を残すことの重要性を説き、交際中のパートナーとも相談を重ねていることも明かした。
「子どもは欲しいです。でも、日本一になるまでは……というのはあるんです。でも、私のパートナーもボディービルをやっている人で、彼は自分が勝つことより私を勝たせたいって気持ちがすごい強い人なんです。子どもも欲しいけど、私が日本一になるまでは大丈夫、と言ってくれていて、とても理解があるのでありがたいです。競技はまだ30年近くできるので焦らなくても良いのは分かってはいるのですが、若い内に結果を出した人がいないので、それこそ20代で日本一になったり、世界に行くことができれば、もっと女子フィジークという競技を世間に広められるというのが頭の中にあります。自分と同世代の人たちもやってみようかなって思ってくれる人が増えるんじゃないかなって思っています」
SNSなどで積極的に“自分”を発信するみささん。「目標とか理想を女性でも追い求めてもいいと思っているんです。デカくなりたいならデカくなってもいいと思います。『女子なんだから……』といった声もありますが、『そういう体になりたい!』と言ってくれる女性もいます。トレーニングとか関係なく、みんなが自分のなりたいようになっていいと思うし、なりたい理想を追っていいと思っています。ボディーメイク以外でも自分の夢や目標とか理想を自分の好きなように追ったほうが人生楽しいんじゃないかなって思います」と胸の内を語った。
時には「女性なんだから、そういう体にしないほうがいい」「なんでそんな体になったの?」など、SNS上で匿名でのメッセージも届くという。「なんでって言われても自分がなりたいからだよ、と思いながらも、そういう意見が一般的なんだろうなとは思います。それが“普通の価値観”かもしれません。なので、そういったものを少しでもなくしていけたらなとも思っています」と自身が発信することで少しでも好影響が出ることを期待したいと口にした。
「『みささんを見て私も鍛えました』という人が増えてくれればうれしいです」
そんな目標を掲げて、今後もSNSを中心に“自分らしさ”を発信し続ける。
□櫻井美沙季(さくらい・みさき)“みさみさ”の愛称で話題を集める27歳。現在は「株式会社 結~Musubi~」の代表取締役。2019年の大会出場を機にボディービル人生をスタート。顔と体のギャップが注目され、マハラージャン「セーラ☆ムン太郎」のジャケット写真やミュージックビデオの主演に抜てき。日々ツイッター(https://twitter.com/misamisa_1189)やインスタグラム(https://www.instagram.com/misamisa_0428_fit/)で筋トレ風景のみならず、美容やメイクなどプライベートな話題も発信している。