SNSで“自分らしさ”を発信 筋肉女子が伝えたいこと「なりたいようになればいい」

かわいらしいビジュアルにムキムキ筋肉ボディーのギャップが話題の“みさみさ”こと櫻井美沙季さん(以下、みささん)がいま、注目を集めている。SNSを通じてトレーニング風景だけでなく、女性としてのプライベートな話題も発信し続けるみささんに、その真意を聞いた。

SNSで発信を続ける“みさみさ”こと櫻井美沙季さん【写真:本人提供】
SNSで発信を続ける“みさみさ”こと櫻井美沙季さん【写真:本人提供】

ムキムキな肉体ゆえの悩みも…「ブラウスに肩が入らない」

 かわいらしいビジュアルにムキムキ筋肉ボディーのギャップが話題の“みさみさ”こと櫻井美沙季さん(以下、みささん)がいま、注目を集めている。SNSを通じてトレーニング風景だけでなく、女性としてのプライベートな話題も発信し続けるみささんに、その真意を聞いた。

 現在は会社を設立し、情報の発信や出張パーソナルなどを通して、トレーニングのすばらしさを広げる活動に注力しているみささん。約2年前から始めた筋トレの成果はそのムキムキなボディーが物語っている。

「顔と体を載せ始めたぐらいからけっこうSNSでバズったりしました」と2019年ごろからフォロワー数などが伸びはじめたという。さらに、21年3月には歌手・マハラージャンの楽曲「セーラ☆ムン太郎」のジャケット写真やミュージックビデオにも登場するなど注目度が急上昇中だ。

 現在、27歳のみささんは19年に初めて大会に出場。25歳の若さでボディービルという競技に挑戦したことでさまざまな悩みも生まれてきたという。

 以前からメイクやファッションにも興味があったというみささんは「かわいい服が着れない」とムキムキなボディーゆえの悩みを告白。「元々はフリフリのブラウスとか好きだったんですけど、今はブラウスに肩が入らないので着られません。それが1番の悩みですかね。服が選べない。メンズのTシャツとか着ていることが多いですね」と明かした。

 みささんが挑戦する女子フィジークという競技は平均年齢が50歳以上。あと30年は現役であり続けたいとしながらも女性ならではの葛藤もあるという。

「3年以内に日本一になりたい。そして、世界大会に出たいというのがあります。競技自体は30年後でも57歳なので、あと30年以上はできると思っています。ただ、やはり女性なので、人生設計などで悩むこともあります。ベテラン選手の方々は、子育てが落ち着いてから競技を始めている方が多いんです。なので、私のように若くして競技人生をスタートさせた前例がほぼないため、『誰に相談したらいいのだろう?』っていうのがあります。スタートが違うので、『自分はいつ、子どもを産めばいいのだろう?』、『もし出産したら、どのぐらい競技から離れていればいいのだろう?』などはよく考えますね」

次のページへ (2/2) 若くして結果を残す重要性「同世代の人たちがやってみようと思ってくれれば」
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