SKE48新章、荒井優希が“個性が大切な時代”に決意したプロレス挑戦「100%自分の意志」
なぜ彼女は、再びリングに上がるのか――。アイドルグループ「SKE48」の荒井優希(22)が5月4日、東京女子プロレスの後楽園ホール大会でプロレス本格デビュー戦に臨む。2013年にドラフト1期生としてグループに加入した荒井は、18年に開催されたAKB48グループのイベント「豆腐プロレス The REAL 2018 WIP QUEENDOM in 愛知県体育館」に「バブリー荒井」として出場し、同年10月、DDTプロレスリングにアイアンマンヘビー級王者として参戦。松井珠理奈ら中心メンバーが卒業し、SKE48が新たな章を迎える中、荒井が本格的にプロレスに挑む理由とは。覚悟を持ってプロレスの世界に飛び込む荒井の胸中に迫った。
プロレスデビュー戦へ「緊張しますが、すごくワクワクしています」
なぜ彼女は、再びリングに上がるのか――。アイドルグループ「SKE48」の荒井優希(22)が5月4日、東京女子プロレスの後楽園ホール大会でプロレス本格デビュー戦に臨む。2013年にドラフト1期生としてグループに加入した荒井は、18年に開催されたAKB48グループのイベント「豆腐プロレス The REAL 2018 WIP QUEENDOM in 愛知県体育館」に「バブリー荒井」として出場し、同年10月、DDTプロレスリングにアイアンマンヘビー級王者として参戦。松井珠理奈ら中心メンバーが卒業し、SKE48が新たな章を迎える中、荒井が本格的にプロレスに挑む理由とは。覚悟を持ってプロレスの世界に飛び込む荒井の胸中に迫った。(取材・構成=イシイヒデキ)
――プロレスデビューが直前に迫っています。現在の心境は。
「参戦が決まってからは生活が一変して、刺激的な日々を過ごしています。『やらされているんじゃないか?』『無理してない?』と言われることもあるのですが、100%自分の意志でプロレスに挑戦することを決めたので、毎日が楽しいです。デビュー戦は緊張しますが、すごくワクワクしています」
――デビュー戦は、アップアップガールズ(プロレス)の渡辺未詩選手と組んで、伊藤麻希選手、遠藤有栖選手組と対戦します。
「先日、未詩選手の試合を生で見て、堂々としていて、パワーもスピードもあり、運動神経の良さに驚きました。アイドルが大好きで、私のこともドラフト時代から知っていると聞いて、そんな方とタッグを組めて心強いです。有栖選手は同い年で、一番近い先輩なので意識しています」
――伊藤選手からは会見で「SKE48の肩書きに救われているだけヤツ」と挑発がありました。
「肩書きになるくらい有名なグループに自分が在籍していることは、すごいことだと思いますし、今まで実感はなかったのですが、プロレス参戦を決めてSKE48というグループの大きさを改めて感じました。『肩書きに救われている』と言われましたが、それは、SKE48がすごいグループだと思っているからの言葉だと思うので、逆に誇りだと思います」
――SKE48という看板を背負ってリングに上がることについては。
「肩書きがあるからこそ下手なことはできないし、絶対にSKE48を傷付けたくない。本気でプロレスに挑むからには、東京女子プロレスも傷付けたくないです。どちらにとっても良い結果になるよう、私がしっかり役目を担えるようになれたらなと思います」
――松井珠理奈さん、高柳明音さんが卒業して、SKE48は変化の時を迎えています。そんな中での、プロレス本格参戦となりますが、メンバーのみなさんの反応は。
「TikTokやYouTubeで一緒に活動している、おしりんさん(青木詩織)には、スケジュールで迷惑をかけてしまうので先に伝えていたのですが、メンバーには、ほとんどプロレスのことを話していなかったので、みんな驚いていましたね」
――プロレスに挑戦することによって、SKE48にどんな刺激を与えることができると考えていますか。
「個性が大切な時代なので、いろんなことが個性になる、強みになることを後輩たちに伝えたいと思っています。豆腐プロレスに出場したとき、自分が向いていると思えず、落ちこぼれだと感じていました。でも、背が高いこと、手足が長いことはプロレスでは強みになる。自分が特別と感じていなかったことを褒めていただいて、自分の強みに気づくことができました。SKE48のメンバーは個性が豊かなので、みんなが輝ける場所がきっとあるはず。みんなの個性を輝かせて、今まで以上のグループになれたらと思っています」