女優の清原果耶が主演する17日にスタートするNHK次期連続テレビ小説「おかえりモネ」（毎週月曜～土曜、午前8時ほか）の吉永証チーフプロデューサー（制作統括）がこのほど、オンライン取材会を行い、清原の魅力を語った。物語は、宮城・気仙沼で育ったヒロインの永浦百音が気象予報士を目指して猛勉強し、試験に合格後は失敗と成功を繰り返しながら成長する姿を描く。

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　吉永氏は「清原さんとお仕事をするのは初めてですが、お芝居の力というか、どう演じるかをすごく丁寧に考えて演じている。清原さんはまだ10代ですが、ベテラン俳優みたいにお芝居が的確です。今回、ヒロインをお願いして間違いはなかったと思いました」と絶賛した。

　また、あらためて清原の起用理由にも言及。「脚本家の安達奈緒子さんが描く人物は繊細。せりふを言い、その背景の気持ちを伝えることが、安達さんが書く脚本のドラマのすごく大事なところ。そういったお芝居ができる人にやってほしかった。そして、主人公のモネは単純に元気なだけでなく、思い悩んだりもする。人物像は主人公を演じる方の人柄によって伝わる面もある。清原さんは明るい部分も持っているし、思慮深いところもある。清原さんなら主人公を十二分に表現してくれると思った」と説明した。

　具体的に清原のどんな演技がすごいのか。吉永氏は「第1週を見た時、主人公の張り切っている明るい感じがすごくよく出ていると思った。清原さんは、これまでナイーブなキャラクター、人物を演じるドラマや映画が多かったと思うが、これを裏切るような、快活な女の子を見せてくれたのがいいなと思ったし、びっくりした。森林セラピーで『わっはっは』と大声で笑うシーンがある。モネが持っている明るく弾けた感じは、思い切りの良さがないとできないこと。すごいと思った。これまで清原さんのいろいろな作品を見てきたが、違った面を見せてもらった」と驚いていた。