高島礼子&黒谷友香W主演、被爆後の長崎を描く 「祈り -幻に長崎を想う刻-」8・20公開
高島礼子「熱いメッセージが込められています」
コメントは以下の通り。
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○高島礼子
「撮影前に長崎で被爆者の方から直接お話を伺ったことで、とても気持ちの入った演技ができました。教科書では習わなかったことや被害の大きさ、被爆者差別などを知ってがく然としました……コロナ禍にある現在との共通点も強く感じます。本作では、皆さんが1つの目的を持って力を合わせれば、きっと成果につながるという熱いメッセージが込められています。ぜひ、映画をご覧いただき、何かを感じ取っていただければと思います」
○黒谷友香
「76年前に上空約500メートルの高さで炸裂した一発の原子爆弾により、長崎の街は一瞬で破壊され多くの方々の命が奪われました。長崎ロケに向かう飛行機が徐々に高度を下げ、眼下に広がる街並の中に人々の暮らしを見た時、戦争は過去にあった出来事などではなく、人類が確かに行ってしまったしわざであって、何かの歯車が少し狂っただけで、この当たり前な平和は保っていられなくなるのだと強く感じました。世代を超えて、特に若い方々にぜひ観ていただけたらと思っています」
○松村克弥監督
「長崎の被爆を舞台にした作品は多いが、田中千禾夫の原作は戦後10余年の設定にしたところが秀逸。経済成長をめざす流れの中、被爆の記憶を必死に残そうとする名もなき市民、しかも女性たちが主役である。戦争は悲劇であるはよく言われるが、田中の原作は、戦後もそれが続く現実を庶民の目から徹底的に真摯(しんし)に描く。戦後75年を超え、いまだ悲しいニュースや不穏な時世に揺れる日本と全世界に、田中が遺した劇中のせりふを捧げたい。私たちに今も響く真の言葉である。『一緒にいのちのゆくえば祈りましょう』」
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【写真】「祈り -幻に長崎を想う刻-」ポスタービジュアル