佐藤二朗、自らメガホンとった作品の完成報告で「おちゃらけるなと言われた」愛妻からチクリ
映画「はるヲうるひと」の完成報告会見が28日、都内で行われ、出演した山田孝之、坂井真紀、今藤洋子、笹野鈴々音、佐藤二朗が登壇した。
佐藤二朗が原作、脚本、監督を手がけた映画「はるヲうるひと」
映画「はるヲうるひと」の完成報告会見が28日、都内で行われ、出演した山田孝之、坂井真紀、今藤洋子、笹野鈴々音、佐藤二朗が登壇した。
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佐藤が原作、脚本、監督を手がけた今作は、佐藤が主宰する演劇ユニット【ちからわざ】によって2度上演された舞台が原作で、映画化を熱望していた佐藤が約5年をかけて完成させた入魂の作品。山田、坂井らカリスマ俳優陣と“映画への愛、そして狂気的剣心”によって生み出した映画を超えた魂の記録となっている。
会見の冒頭、愛妻家としても知られる佐藤は「妻に『一切おちゃらけるな』と言われたので、監督らしく進めていけたらと思います」とキッパリ宣言。主人公・得太役に山田を迎えた理由について、「どうしようもないチンピラの山田孝之が見てみたかった」と熱烈なラブコールを送っていたことを明かした。
山田はオファーを受けた当時、「すごい本ですごい役だからやりたいけど、全編通して関西のしゃべりだったので、方言指導の方についてもらって意識しながらやるには無理だなと」と一度出演を断りながらも「標準語でも大丈夫と言われたので」と一転出演を快諾したエピソードを披露。
オファー受諾をハワイで聞いたという佐藤は「山田孝之と言う日本最高峰の役者がやってくれる。真夜中の日本にすぐに国際電話した」と当時の興奮を振り返っていた。
さらに山田が「脚本と二朗さんが監督するということと、(自身が演じた)得太がかわいそうだったから」と出演を決めた理由について言及すると佐藤は「ちょっと頭がおかしいでしょ。こういう人が俳優をやるんだよ」とすかさずツッコミ。山田は「低気圧のせいで頭ぼーっとしてます」と軽妙? な掛け合いで会場を笑わせた。
会見を締めるあいさつを求められた佐藤は「ヨシヒコと仏だと思っている人は全員見やがれと思っています」と2人が共演したドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズのファンに向けて呼び掛けていた。
映画「はるヲうるひと」は6月4日よりテアトル新宿ほかで全国ロードショーされる。