デアゴが究極の「ゴジラ」に挑戦! マニア垂涎の完成形、その情熱に迫る

創刊号に同梱されたゴジラヘッド
創刊号に同梱されたゴジラヘッド

ファンを納得させたこだわり

 数々の試行錯誤を重ね、ようやく試作機が組み上がった。そこでデアゴは、特撮ファンに実際に見てもおうと、2019年7月に開催された、特撮マニアが集うイベント「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)」でゴジラを初披露した。展示された試作機を見たファンからは高い評価を得ることができ、ここでようやく大きな手応えを掴んだという。

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 ゴジラ生誕65周年にあたる2019年に「週刊 ゴジラをつくる」の創刊が決定。創刊号のパッケージ仕様は、過去にはない大きさで構成した。封入パーツは”ゴジラヘッド。ヘッドを封入することで、全体のスケール感、完成形をファンに想像してもらたいという期待を込めた。

 パートワークの醍醐味であるマガジンの内容も大事な部分だ。ゴジラの迫力のある写真をはじめ、歴代ゴジラ作品の裏話を余すところなく掲載し、ファンも知らない秘話も紹介していくという。

 そして75号からはジオラマに適したパーツが同梱され、ユーザーが作り上げたゴジラがさらに”魅力的に映る”パーツなどが同梱される。「初代ゴジラが好きな方には絶対喜んでもらえるジオラマです(鎌田氏)」と自信みなぎるその仕様は、1954年上映当時を知る直撃世代に納得してもらえる内容だという。

 パートワークの域を超えたスペックに仕上がったラジコンゴジラの出来栄えにデアゴスティーニは大きな自信をみなぎらせていた。

次のページへ (3/3) 口の開閉や光る背びれなどこだわりの演出
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