町田啓太、土方歳三役で「自分自身はどうありたいかと自分に問うようになりました」
町田啓太がNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)で、新選組の鬼の副長と言われる土方歳三を演じる。2018年の「西郷どん」に続き、2度目の大河ドラマ出演。町田がこのほど取材会に出席し、作品や土方への思いを明かした。
NHK大河ドラマ「青天を衝け」に新選組の副長役で5月9日の放送から登場予定
町田啓太がNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)で、新選組の鬼の副長と言われる土方歳三を演じる。2018年の「西郷どん」に続き、2度目の大河ドラマ出演。町田がこのほど取材会に出席し、作品や土方への思いを明かした。
町田は「大河ドラマには強い思い入れがありますので、また挑戦させていただくことを光栄に思います」とあいさつすると、念願だったという新選組のダンダラ羽織を着て「いろんな意味で大きいです。身が引き締まります。幼少期、田舎道で木の枝を振り回していた自分にとっては感慨深い。ありがたいご縁をいただけたと思いました」と感激していた。
2度目の大河ドラマ。「初めてのときはどう見たって、いろんなところに力が入っていました。今回は心の余裕を持って入れるように準備しようと思っていました。モチベーションというか心の部分で、自分で浮足立つ心を抑えながらやっています」と説明した。浮足立つ心を抑えるコツには「落ち着けと自分に言い聞かせるしかない」と笑った。
土方についても言及。「自信のある人と思いました。鬼の副長と呼ばれるので最初は狂気もあるのかと思いましたが、自分自身にも周りにも厳しい。筋を通そうとやっていた人だと思ったとき、それって本当に心が強くないとできないこと」と分析。「すごいなと思う部分がたくさんありました」と語った。影響を受けそうな気もするが「強くあらねばとは思いますね」とニッコリ。「自分自身はどうありたいかと自分に問うようになりました」と続けた。
もし、土方と同じ幕末に生きていたら町田はどんな生き方をしていたのか。「あんなにも勇ましく生きられたか分かりませんが、自分自身は家族を大事にしたり、何か人のために動けるのは素晴らしいことだと思うので、何かを良くするために前向きに生きられるようになっていればいいな。願望です」と笑った。
町田と土方の共通点には「共に田舎町で育ち、僕が芸能界とかスポーツの世界に憧れを抱いた一方で、土方の場合は武士だった。そこはシンパシーを感じるというか、分かるなと思いました」。似ていない点は「あえて言うなら、僕はあまり人に無理強いはしないかな(笑)」と新選組の厳しい局中法度などを意識しながら語った。町田は5月9日の放送から登場する予定だ。