舞台「楽屋」が初日公演 佐藤アツヒロ演出の「楽屋」も5月31日から上演決定

舞台「楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-」の初日公演が15日、東京・浅草九劇で行われ、俳優の伊藤裕一、伊勢大貴、大高洋夫、佐藤アツヒロらが出演。当日行われた公開ゲネプロでは、佐藤の演出による「楽屋」の上演決定が発表された。

舞台「楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-」に出演する(左から)大高洋夫、佐藤アツヒロ、伊藤裕一、伊勢大貴【撮影:岩田えり】
舞台「楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-」に出演する(左から)大高洋夫、佐藤アツヒロ、伊藤裕一、伊勢大貴【撮影:岩田えり】

4月25日まで浅草九劇で公演、千秋楽はライブ配信も予定

 舞台「楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-」の初日公演が15日、東京・浅草九劇で行われ、俳優の伊藤裕一、伊勢大貴、大高洋夫、佐藤アツヒロらが出演。当日行われた公開ゲネプロでは、佐藤の演出による「楽屋」の上演決定が発表された。

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「楽屋」は日本で最も多く上演されている清水邦夫著の傑作戯曲。昨年から約1年ぶりの再演も、伊藤は「まったく同じメンバー、台本ですが、まったく違う作品になってると自負しています」と意気込みを語った。

 新型コロナウイルス禍での上演とあり、舞台上と客席は透明なパーテーションで完全に遮断。これまでとは違った形の舞台となるが、「舞台の中と外の世界観、空気感の違いを表現できる。顔がゆがんだりして、逆に幻想的」と伊藤。大高も「変な話、これがあることでものすごく(客席に)近づけちゃう。お客さんからすると、むしろこんなに近いのかとなるかも」と前向きに捉える。

 それぞれ、性別を超えた女優役を演じることについても、「スネやワキはそった。そってるうちに美意識が芽生えてくる」(伊藤)、「下着も女性の物をつけてます」(伊勢)と徹底。1年をへて、再演の域に留まらない演技を誓う。

 さらに、5月31日~6月13日にかけ佐藤が演出を手掛ける「楽屋」の上演が決定。佐藤は「2年半ぶり2回目の演出。『大人が全力で遊べば、それが仕事になる』という言葉が好きなので、みんなが自由に遊んでできあがったらいいなと思う。メンバーもちょっと若くなった楽屋をお見せできれば」と話した。

「楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-」は4月15日~25日まで浅草九劇で公演。25日の千秋楽公演はぴあライブストリーミングでライブ配信される。

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