メイウェザーに天心VS武尊の契約体重まで “闘うビジネスマン”皇治がジムお披露目会で注目発言連発
「やんちゃで真面目な皇治 まだまだ夢の途中やね」(島田紳助氏)
また、皇治はRIZINの榊原信行CEOが「皇治の次戦は5月30日の(丸善インテックアリーナ)大阪大会」と発言したことに触れ、「RIZINが勝手に言ってますね」と口にしながら、「大阪なんでぜひやりたいと思っています」と宣言。
「(相手は)誰とでもいいと。トーナメントをやりたい。俺にケンカ売っているヤツって多々いるじゃないですか。それを集めてくれ、と榊原社長には言っている。まあ団体の壁とかコロナもあるので難しいとは思いますけど、なんとしてもやりたい。総合ばっかり目立っているけど、やっぱりキックもメジャーにしてほしいですし、それは知名度を与えられた俺らが訴えていかんと始まらないと思ってます」と話し、「全員黙らせてやろうと」と続けた。
注目されるのはその参加メンバーだが、これに関して皇治は「誰でもいいんですよ。ここまで有名にならせてもらったので。これ以上有名になろうと思っても、上のヤツは限られているじゃないですか。ほとんどおれへんと思うので。あとは俺の知名度に嫉妬しているクソガキどもの相手をしてやろうと思って。俺みたいになってから言えと。知名度もないわ。パッともせんね。ちょっと強いぐらいで意気がってるヤツらがようけおるじゃないですか」と言い放ち、合わせて、冗談まじりながら「ONE」のムエタイフライ級王者であるロッタン・ジットムアンノンの名前を挙げた。
なお、皇治は、2月に上梓した「凡人の勝算 最後に勝つヤツの思考法」(宝島社)を手にしながら取材陣の質問に答えていたが、同書には、2011年に芸能界を引退した島田紳助氏による帯の推薦文「やんちゃで真面目な皇治 まだまだ夢の途中やね」が書かれている。
地元である大阪・池田市の市長室がサウナを置いて物議を醸したことにも触れ、「親善大使をやっているのでいろんな人から連絡が来たけど、ぶっ飛んだ人ばっかやな。ああ、この発言でまた炎上するわ。まあプロは炎上してナンボなんで、大阪大会を盛り上げます」と締めくくった。
確かにプロとは賛否が飛び交ってこそ、という側面があるのは否定できないだろう。
問題はその賛否がどのレベルの賛否なのか。それはジャンルを問わず、これだけプロとアマチュアの線引きがなくなってしまうと、さらにその傾向は強まっていくだろう。
とはいえ、今回は皇治がどんな思いでK-1からRIZINへと主戦場を変えたのか。その覚悟のいったんが垣間見える領域までは近づけた気がする。
要は、いかに格闘技を盛り上げるか。そのために皇治は、強い思いを持って自身の動き方を模索してきた。それが改めて確認することができたように思う。
近日中には皇治の次なる「RIZIN」での対戦カードが公にされる。果たしてそこからどんな「物語」が導き出されるのか。今まで以上に心待ちにしたいと思っている。