メイウェザーに天心VS武尊の契約体重まで “闘うビジネスマン”皇治がジムお披露目会で注目発言連発
天心VS武尊戦は58キロで
実際、皇治がRIZINに正式な参戦を果たしてから僅か3か月後にあたる、昨年の大晦日には、武尊がK-1関係者と共にRIZINの会場に出現。最前列で天心の試合を観戦し、年内には格闘技ファン待望の一戦が実現する方向で話が調整される流れができた。皇治にとってこのスピードは速かったのか、遅かったのか。
「速かったんじゃないですか? でも、勘違いしてほしくないのは、俺の力なんて何も関係ないんですよ。これはしっかり書いとってほしいんですけど、俺が動いたから彼らの試合があるわけじゃないけど、俺が動いたことで、彼らのエンジンがちょっとでも火が点いて動いたならそれでいいんじゃないですか。それは本望だし嬉しいですしね」
皇治によれば、「都内に戸建てが買えるくらい」の違約金をK-1に払ってまでRIZINに参戦した経緯を持つ皇治からすれば、感無量というか感慨深いものはあるのか?
「俺、こうやってジムができたのもファンのおかげやし、格闘技のおかげやからね。格闘技が盛り上がったら嬉しいっていう思いはあるから、自分が動いたことによって、ちょっとでも格闘技が話題になって盛り上がるってことが嬉しい」
ちなみに、天心VS武尊のポイントの一つとなるのは、契約体重が何キロになるのか。ここが大きいと言われている。というのは、両者を比べると、似たような体重とはいえ、天心の適正体重のほうが武尊より軽いからである。
「58キロじゃないですか? 元々、武尊君もそこでやっていた選手だから、やれんことはないでしょう。俺としては、試合をした後に、『もし55キロだったら』とか『もし60キロだったら』とかっていうのをなくしてほしいんですよ。1試合でしっかり白黒つけたほうが気持ちいいと思うから。ちゃんと真ん中でやったらいいと思いますよ」
もちろん、自身は天心、武尊の両者に黒星をつけられている。特に天心戦では「あれだけ天心に攻撃されても倒れない皇治はすごい」と微妙な評価をされた。
「倒れないことがすごいと言われるのはおかしいと思ってますよ。それと次があるのか分からないけど、もしあったら全力で倒しに行かないとダメですよね。もちろん毎回倒したいんですけど、全然、俺も凡人で、実力的に足りていなかったから倒せなかったですし、ただただ悔しいですよね。だから次にやったらぶっ倒しに行きますし、打ち合いたいですよね」
そう言って天心との再戦があれば全力を出し切りたい旨を吐露した皇治。先頃、天心が来年3月でキックボクシングを卒業し、ボクシングへと鞍替えすることを正式に発表したが、それを知ってか知らずか、皇治は意気軒昂に口を開く。
「ただ、ひと言言えるのは、他の60キロのヤツには負けんぞと。それを証明しようと思ってますし、どっかの大会で仕返しを、虎視淡々狙ってますよ、はい」