ANAグループ社員が生放送でニュースキャスターに挑戦 「日テレNEWS24」で異例の起用
日本テレビとANAグループの共同プロジェクトにより、CS放送「日テレNEWS24」に5人のANAグループ社員が新キャスターとして決まっていたが、いよいよ5日正午から放送される。
「news zero」では密着ドキュメントを放送
日本テレビとANAグループの共同プロジェクトにより、CS放送「日テレNEWS24」に5人のANAグループ社員が新キャスターとして決まっていたが、いよいよ5日正午から放送される。
3月に数回にわたるキャスター研修を重ねて、この日を迎え、今日から各曜日のレギュラーとして、1人ずつ出演が始まる。担当するのは、新型コロナウイルス関連情報をまとめて伝える約10分間のコーナー。生放送で8本前後のニュースを伝え続けるという、責任ある役割だ。
出演するのは、高畠脩太郎さん、高橋ありささん、大山智子さん、鈴木悠里さん、斎藤隆平さんの5人。
本プロジェクトは、コロナ禍の厳しい状況の中、近隣企業である両社で「何かできることはないか」と話していた中、日ごろから乗客の命の安全を守るという業務を行い、さらに経済的な影響にも日々向き合っているANAグループと、人々の命や暮らしを守るための報道を第一に心がけている日テレ報道局がコラボレーションし、視聴者に新鮮かつ正しい情報を伝えることができないか、と企画されたものだ。
コロナ禍の時代だからこそ、多くの人や、多くの企業がそれぞれ、未来を思い、「協力」していくことが必要なのではないか、というメッセージも込めているという。
2月にANAグループ内にて募集を開始、書類選考を通過したANAグループの16人の社員が、日本テレビでのカメラテストなどオーディションを経て、最終的に5人がキャスターに就任することになった。
今回キャスターデビューする5人は、もともとの日常業務でも、アナウンスの機会が多かったということもあり、研修もスムーズに行われ、プロのアナウンサーやディレクターからも、すでに太鼓判を押されている人がほとんど。どのようなキャスターぶりを見せてくれるかに注目だ。
また、5日放送の日本テレビ系「news zero」(午後11時)の放送内でANAグループ社員5人の新キャスターの選考~研修~デビューまでを追った密着ドキュメントを放送する。
日本テレビは「ニュースの視聴者だった5人が、いまは立場が完全に逆転し、ニュースの伝え手になるべく全身全霊で取り組んでいます。5人は普段、空港や機内でのアナウンスを業務のひとつにしています。しかし、ニュースを伝える仕事は、まったく異次元のものでした。日テレアナウンサーによる研修を通じ、情報を伝えるとはどういうことなのかを一から学び、考え、自身の課題と向き合っています。自主トレのため汐留の日テレに通う日々。加えて、自宅近くの河川敷に出向きボイストレーニングに励む人、家族が運転するマイカーの中で発声訓練をする人も。コツコツ重ねた努力は実を結びつつあり、日テレのベテランアナウンサーが舌を巻く上達ぶりを見せています。コロナ禍でもご縁があってつながり、私たちは新チームとなりました。社会人として第2のデビューともいえる5人の挑戦は間もなくスタートを切ります。その瞬間を目撃できることにワクワクしつつ、しっかり伴走を務めてまいります」とコメントした。