映画「劇場版シグナル」公開 刑事役の坂口健太郎 ハイレベルなアクション炸裂
俳優の坂口健太郎主演作「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」(橋本一監督)が2日、全国東宝系で公開された。韓国の傑作ドラマを原作に2018年にフジテレビ系でリメイク放送された連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」。今回は完全日本オリジナルストーリーとして映画化された。
2018年放送の連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」を映画化
俳優の坂口健太郎主演作「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」(橋本一監督)が2日、全国東宝系で公開された。韓国の傑作ドラマを原作に2018年にフジテレビ系でリメイク放送された連続ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」。今回は完全日本オリジナルストーリーとして映画化された。
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“現在”を生きる刑事・三枝(坂口)と“過去”を生きる刑事・大山(北村一輝)。つながるはずのない1台の無線機が2人をつなぎ、大がかりな未解決事件を解き明かしていく。
舞台は21年の東京。高速道路でハイヤーが暴走し政府高官が死亡した。一方、09年の東京でも政務官が相次いで交通事故死していた。警察は事故として処理していたが、その裏にはバイオテロにまつわる政界と警察内部の驚愕な陰謀が渦巻いていた――。
長期未解決事件捜査班を率いる桜井(吉瀬美智子)と三枝のコンビに加え、木村祐一演じる朴訥な刑事・山田、池田鉄洋演じる優れた観察眼を持つ鑑識官・小島。この4人で作るチーム独自の動きがハラハラドキドキを増幅。並行して、バイオテロをめぐる警察内部の抗争が描かれる。これら2つの動きが中盤から重なり合いまさかの結末へと突き進む。
さらに2009年と2021年というパラレルワールドが“過去”を生きる刑事・大山と“現在”を生きる刑事・三枝の活躍でつながれ、物語を重層かつダイナミックに構成しているところが醍醐味だ。
巧みに練られたストーリーを強力に引っ張っていくのが坂口のハイレベルなアクションだ。「痛みが分かるアクション」の言葉通り、陰謀に次々と巻き込まれ血だらけになりながらも強敵と戦い続ける坂口の不死身の熱演に目を奪われる。怒涛のラストは長期未解決事件捜査班がチーム一丸となって“最凶”の犯罪集団に立ち向かう。大どんでん返しの末についに明かされる真犯人の正体にはだれもが驚愕するだろう。
主題歌は世界的グループBTSの「Film out」だ。
あちこちに張られた伏線は真犯人にたどり着く“シグナル”だ。決して見逃さないように!