氷川きよし、通算2500回目のコンサート開催「命がけで頑張ってきて今日がある」
新曲「南風」(日本コロムビア)を30日に発売し、オリコンデイリーシングルランキング1位(29日付)を獲得した歌手・氷川きよしが31日、岡山県・岡山市民会館で通算2500回目のコンサートを開いた。
4月20日に新曲「南風」のMVを収録したシングルDVDを発売
新曲「南風」(日本コロムビア)を30日に発売し、オリコンデイリーシングルランキング1位(29日付)を獲得した歌手・氷川きよしが31日、岡山県・岡山市民会館で通算2500回目のコンサートを開いた。
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今年は「氷川きよしコンサートツアー2020-2021~Never give up~」と銘打ったツアーを1月21日の埼玉・ウエスタ川越からスタートする予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期。続く2月1日、2日の東京・中野サンプラザ、同14日の岐阜・長良川国際会議場の全3か所4公演を延期し、2月26日の千葉・習志野文化ホールから再開した。
岡山公演で氷川は計約2500人(昼夜2公演)を動員し、「岡山でのコンサートは2年ぶりでうれしいです。興奮しています。岡山にはほぼ毎年おじゃまさせていただいていて、自分の第2の故郷みたいな場所です。今日も心を込めて歌わせていただきます」とあいさつ。
アマビエをイメージした青いコスチュームで「大丈夫2020」をはじめ、「きよしのズンドコ節 2020」「星空の秋子」、黒のタキシード姿で「母(Forum ver.)」「残雪の町」「櫻」、新曲「南風」、同カップリング曲「たわむれのエチュード」、紋付袴姿で2000年2月2日発売のデビュー曲「箱根八里の半次郎」、演歌史上初のオリコン・シングル2作連続トップ3入りを果たした「白雲の城」、深紅の羽根をあしらった洋装で最新アルバム「生々流転」に収録の「恋、燃ゆる。」、ピンク&ホワイトスーツにシルクハット&ステッキという粋なスタイルで「Never give up」、黒レースのボディスーツ姿で「限界突破×サバイバー」を披露。そして、アンコールでは白マントの洋装で「碧し」など全22曲を約2時間半にわたって熱唱した。
途中、通算2500回のコンサート(東京国際フォーラムでのスペシャルコンサート、ディナーショー、劇場公演などを除く)を達成したことを祝って、司会者の西寄ひがしから岡山名物「きびだんご」をプレゼントされると、「皆さん、本当にありがとうございます。デビューのときは、こんなに公演がいっぱいできるとは思ってもいませんでした。皆さんのおかげで22年間、命がけで頑張ってきて今日があるので、今日がいちばん幸せです」と感激もひとしおだった。
最初のコンサートは2001年7月5日の東京・中野サンプラザ、2000回目は15年9月20日の東京・五反田ゆうぽうとで開催。今回の新曲「南風」は、原点に戻って師匠・水森英夫が作曲。この困難な時代に前向きな気持ちを胸に生きていこうとする思いを歌った歌謡曲テイストの楽曲で、A・B・Cの3タイプをリリースした。
Aタイプのカップリング曲「たわむれのエチュード」(詩・松井五郎)は、かなわぬ恋がテーマ。Bタイプのカップリング曲「おんな花笠 紅とんぼ」(詩・松井由利夫)は、女性版の股旅もの。Cタイプのカップリング曲「磯千鳥」(詩・かず翼)は、両親を亡くした姉弟が懸命に生きる姿を描いた作品で、作曲はいずれも水森が手がけた。
4月20日に新曲「南風」のミュージックビデオを収録したシングルDVDと、昨年12月に行われた「氷川きよしスペシャルコンサート2020 きよしこの夜Vol・20」のDVDが発売される。