山本美憂、弟・KIDにちなんだ新ブランド立ち上げ 破天荒な山本ファミリーの生き様は投影されるか
KIDにはいつもお尻を叩かれている気分
美憂が参戦するかどうかは今後の動向を見守りたいが、一方で息子のアーセンに関しては考えていないようだ。というのは先頃、RIZINでは16人の選手からなる、バンタム級ジャパングランプリの開催が発表されたが、このメンバーにアーセンの名前はなかった。
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「アーセンはカラダの治療を優先させたいと思っています。いつも試合中にそこをかばいながら闘っている感じだから、結果的にどんどん悪くなって。アーセンはまだ若いから、今回は勇気を持ってしっかり治療に専念して、まずはカラダをつくってからでいいかなって。精神的にもそのほうが絶対に落ち着くし、自信につながると思うんですよ。やっぱりリングで闘うって命に関わることだから、少しでも万全の状態にしてからでないといけないと思います」
ところで、アーティスト「額少年」ではなく、ファイターとしてKIDにインスパイアされた人物に堀口恭司がいる。堀口といえば、大みそかには朝倉海を秒殺し、RIZINバンタム級王者に返り咲いたが、現在のところKIDの弟子で一番の出世頭が堀口であることは間違いない。
「恭司は大先輩です。私がレスリングをやっていた頃は、まったく別だったから、『恭司、恭司』みたいに気さくに接していた感じでしたけど、今は、同じ世界に入っちゃったから大先輩ですね。しかも年末にあんな勝ち方をして、もう絶句でしたね(笑)。恭司は昔からホント練習を真面目にやっていて、1度だけですけど、朝の掃除を一緒にやった記憶があります。恭司は朝、ちゃんとジムを掃除する子でしたし、ジムを丁寧に使っていた子でしたね。だから今のファイターもそういうところを見習って、強くなっていってほしいです」
ちなみに、堀口は日本の総合格闘家の中では最も実績を持った男でもある。美憂から見て、KIDの弟子になった頃、それは想像できたのだろうか。
「昔から空手も強いって聞いていたし、練習も真面目にやっていたから、漠然とですけど、チャンピオンにはなるんだろうなって思っていましたね」
最後に、KIDがこの日を迎えたことを知ったらどう思うのか。それを聞くと、美憂はこう答えた。
「『お前、大変だぞ』みたいな。しっかりしろって。『中途半端じゃ絶対に無理だから』って言うだろうし。ここでも先輩だ、ノリ(KID)が(笑)。だから、いつでもお尻を叩かれている気分で頑張っていきたいと思います」
なお、今回はトレーナーとキャップとマグカップの3種類が公開された「GK’s」だが、美憂曰く、「今後の活動はウェブをメインに展開していく」とのこと。ファイターとしての活躍も楽しみだが、アーティストとしての美憂が「GK’s」の一員としてどんな作品を生み出していくのか。やるならこれ以上ない賛否を呼ぶような展開を強く望む。それこそが、山本ファミリーの真骨頂なのだから。