黒柳徹子、「徹子の部屋」終了後の夢を告白「政治記者になりたい。私の希望です」
黒柳徹子が30日、著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)の刊行40周年を記念し、オンライン会見を実施。刊行40周年の思いを語るとともに、新企画を発表した。31日からオーディオブック「窓ぎわのトットちゃん」を黒柳自身による朗読で配信するという。
刊行40周年、全世界でシリーズ累計2371万部のベストセラー
黒柳徹子が30日、著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)の刊行40周年を記念し、オンライン会見を実施。刊行40周年の思いを語るとともに、新企画を発表した。31日からオーディオブック「窓ぎわのトットちゃん」を黒柳自身による朗読で配信するという。
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黒柳は「もう40年もたったんだなとびっくりしています。それにしてもたくさんの方が読んでくださったことに心から皆さんに御礼を申し上げたい」とあいさつした。
続けて、「私が実際に小学校に通っていた頃のお話を書いたもの。私にとっては忘れられない小学校時代。トモエの思い出なくして私の人生はお話できない。小林校長先生に出会ったのは私の生涯の、一番、最初の巡りあい。ラッキーだったと思います。小林先生に会っていなければ今の私はなかった」と語った。
同書は黒柳自身の小学校時代を描いた自伝的小説で、これまで全世界で累計2371万部が発行されている。小学校1年生で小学校を退学になった主人公のトットちゃんが新しく通った学校は東京・自由が丘にあったトモエ学園。大好きな小林校長先生がかけ続けてくれた言葉として「きみは、本当は、いい子なんだよ」と記されている。
黒柳は最近、もう1度読んでみたとし「結構、面白いと自分で思いました」と言及。続けて、あらためて小林校長先生のかけてくれた言葉に感謝し、「何よりもありがたい。『きみは、本当は、いい子なんだよ』がなかったら違う人生を歩んでいたと思います。今の先生も大変と思いますが、できればみんな小林先生みたいならいいな」と語った。
また「小林先生に会って、私はよく育ちました。人の痛みが分かるとか、優しくするとか、体の不自由な人と仲良くするとか。トモエで習ったことを実行しています。私の人生は全部、トモエで始まっています」と続けた。
黒柳は、絵本を上手に読んであげられるお母さんになりたいと、NHK放送劇団を志望した。オーディオブックはそんな黒柳自身による貴重な朗読だ。
自身の朗読に黒柳は「聴いてみたら、そんなに下手でもないなとちょっと思いました。これをご自分のお子さんに聞かせてあげたらいいと思いました。私が書いたものを私が読んでいるので、トットちゃんが読んでいると思っても構いません」とPRした。
本には100歳まで働きたいと書いてある。今、興味のあること、これからやりたいことには、「91歳ぐらいで『徹子の部屋』が50年になります。もし終わったら政治の勉強をして政治記者になりたい。私の希望です」と語った。