歌唱力No.1決定戦から誕生 AKB48グループ“新ユニット”が示した「アイドルの熱さ」

 AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の第3回大会でファイナリストに勝ち残った8人と、審査員特別賞に選ばれたNMB48山崎亜美瑠による一夜限りの特別イベント「ファイナリストLIVE」が26日、千葉・舞浜アンフィシアターで行われた。

ファイナリストLIVEに参加した9名によるオリジナル曲「はじまりの唄」を初披露
ファイナリストLIVEに参加した9名によるオリジナル曲「はじまりの唄」を初披露

全33曲・3時間にわたったファイナリストLIVE 新曲「はじまりの唄」も初披露

 AKB48グループの中で最も魅力的な歌い手を決める「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の第3回大会でファイナリストに勝ち残った8人と、審査員特別賞に選ばれたNMB48山崎亜美瑠による一夜限りの特別イベント「ファイナリストLIVE」が26日、千葉・舞浜アンフィシアターで行われた。

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 ゴスペルの「I Will Follow Him」(映画「天使にラブ・ソングを」より)を全員で大合唱して幕を開け、メンバーがファイナリストLIVEのために練習してきたカバー曲を披露するソロパート、2人によるユニットパート、過去の歌唱力No.1決定戦の予選や決勝大会で披露した曲を歌うミュージック・ヒストリーパート、AKB48グループ楽曲メドレーなど全33曲。3時間におよぶ豪華なセットリストのなかで、注目を集めたのが初披露となったファイナリストら9人による新曲「はじまりの唄」だった。

 これは、「第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」から審査員を務めるゴスペラーズの黒沢薫氏が作詞・作曲したオリジナル曲。メンバー9人のことを思ってストーリーが描かれ、歌割がそれぞれに細かく分けられている。幅広い音域、ハモリ、フェイクなどがハーモニーを奏でる曲は、「歌いやすくはなく、むしろ歌いにくいほうの部類」(黒沢氏)。それでも、黒沢氏は終演後、「僕が勝手に思っていたAKB48グループのイメージを大きく超えるライブでした。本当に歌手の集団だと感じましたし、(はじまりの唄の歌唱に関しても)一番いいパフォーマンスをしてくれたと思います」とメンバーたちを称えた。

「はじまりの唄」は6月30日にCD発売が決定し、AKB48グループにとっても新たな挑戦となる。SKE48の山内鈴蘭は、「このCDをたくさんの方に届けたい。売れよう!」と笑いを誘いつつも、グループの可能性について熱い思いを明かしている。

「ファイナリストLIVEは毎回クオリティーが上がっていて、(STU48の池田)裕楽ちゃんのようにこの大会に出るためにグループに入ってきたというくらい、熱意を持って挑んでいるメンバーが多い。そこにアイドルの熱さがあって、AKB48グループを見てもらったら、ただかわいく踊ってるだけじゃないと分かっていただけると思います。AKB48グループに所属して12年目になりますが、歌唱力No.1決定戦という一つのステージから羽ばたいていくメンバーを誇らしく思います」

 歌唱力No.1決定戦から誕生した新ユニットの活動からも目が離せなくなりそうだ。

次のページへ (2/2) ゴスペラーズの黒沢氏が各メンバーへ思いのこもったメッセージ
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