ローソン、手を直接触れずに食べられるおにぎり発売 リモートワークでも手軽に食事
大手コンビニエンスストアの「ローソン」は25日、東京都内で「2021年春夏商品説明会」を開き、直接手を触れずにそのまま食べられる新しいタイプのおにぎり「スティックおにぎり」の発売を発表した。
“アフター・ニューノーマル”対応、「健康」「SDGs」「生活応援」がベース
大手コンビニエンスストアの「ローソン」は25日、東京都内で「2021年春夏商品説明会」を開き、直接手を触れずにそのまま食べられる新しいタイプのおにぎり「スティックおにぎり」の発売を発表した。
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30日から発売される新型おにぎりは、「スティックおにぎり だし香るひれかつ」と「スティックおにぎり チキン南蛮」の2品(税込180円)。「だし香るひれかつ」は、かつおだしを加えた醤油ベースのだしで炊き上げたご飯で、甘じょっぱいたれをしみ込ませたひれかつ、玉ねぎを巻き込んだ。「チキン南蛮」は、鶏肉、牛肉、玉ねぎなどから取ったブイヨンで炊いたご飯で、南蛮たれに漬け込んだチキンとタルタルソースを巻き込んでいる。
同社は「リモートワークの中、忙しいときでも手軽に食べられる商品を作りたいとの思いから本商品を開発しました」と説明。フィルムをはがしながら直接商品に手を触れることなく食べられることが特徴で、具材が商品の両端まで詰まっているため、一口目から最後まで楽しめるという。
感染予防、テレワークの拡大、外出自粛による運動不足を背景に「健康」への意識が高まっていることを受け、4月20日には「乳酸菌入りにんじんと枝豆のサラダ」(同148円)を発売する。「にんじん、枝豆、ひじきをマヨネーズ、マスタードなどで味付けし、シールド乳酸菌を100億個配合した健康をサポートするサラダです」(同社)。
同27日には「アップルパイ」(同399円)も発売する。「サクサクした食感の生地、ごろっとカットしたりんご、ホイップクリームとカスタードクリームで仕上げたクリームの組み合わせが楽しめます」(同社)。外出自粛により一度の買い物でまとめて購入するケースが増えているため、長期間保存でき、好きなときに手軽に食べられる冷凍食品のニーズが高まっている。同社は「長期の保存が可能なため食品ロス削減にもつながります」。
これらの新商品はコロナ禍によって需要が高まった「健康」「SDGs」「生活応援」商品として位置付けられており、食品ロス、脱プラスチック、脱CO2にも配慮している。同社は「身近なモノ・コトを大切にし、価値ある物を見極めるという“物のリッチ”から“心のリッチ”へのスイッチが進んでいる」と新商品の意義をアピールした。