谷原章介、「めざまし8」は「とくダネ!」イズムを継承 おなじみ“アマタツ~”は?

1日でも長く番組を続けることが目標と語った谷原章介【写真:荒川祐史】
1日でも長く番組を続けることが目標と語った谷原章介【写真:荒川祐史】

期待される“生活者の視線”「多様性を持っていきたい」

 今後は番組で扱うネタ選びにも参加したり、スタジオの外へ飛び出し、現地での取材へも意欲的な姿勢を見せた。6人の子どもの父親としての側面を持ち、視聴者・生活者としての目線が期待されているが、「いろんな意見があるので、違う意見へも耳を傾けつつ、みんなで会話して語り合うことが大事だなと思う。そういった意味で僕は僕なりの意見を持つ。でも、そうではない意見というものを封じ込めないことが大事かなと思っています」。

「違う意見を共存させ、片やこう思う。僕はこう思う。それが視聴者の意見なのかコメンテーターの意見なのか、報道を代表するアナウンサーの意見なのか……。そういったものが同時に同居することが望ましいかなと思います。その中で僕がブレるということと、『今まではこう思っていたけれど、あなたの意見で考え方が変わりました』と、柔軟にいることは異なると思うので、多様性を持っていきたいです」

 朝の帯番組MCということもあり、ファンからは“役者・谷原章介”を見る機会が減ってしまうとの声もあったが、「番組が始まってすぐはドラマとか映画を一緒にやるのは難しいですが、慣れてくればできると思うんです」と役者としての活動にも含みを持たせ、「なかなかに働き続けることになりますけど、(放送時間は)朝8時から9時50分。舞台の稽古は午前11時、12時ぐらいからなんですね。そこから夜7時、8時までやりますので、やってやれないことはないかなと。体力の問題もありますけど」と意欲を見せた。

“朝の顔”となることについては特に意識していないとしながらも平日か週末かでは気持ちも変わるという。「今までお昼でやらせていただいていたのは週末なので、平日はよりもっと皆さんが背筋をピッと伸ばして『今日もいくぞ!』ってところからスタートすると思う。なので僕もそっちのモードで行こうかなとは思います」とした。

 そして「スタートするにあたり、1日でも長く続けられるってことが大事ですし、皆さんが今日これから1日始めるって時に、『あ、この番組見て、明るく元気に始めよう』って思っていただけるような番組にしたいと思っています。具体的に『こうしたほうがいい』っていうのはやりながら分かってくると思うんです。漠然とはしてますけど、朝から嫌な気分で始まるよりは、気持ちよく始められるようにしたいなと思います」と意気込んだ。

□谷原章介(たにはら・しょうすけ)1972年7月8日、神奈川県出身。95年映画「花より男子」道明寺司役で俳優デビュー。その後はNHK大河ドラマやフジテレビ系月9ドラマなど数々の作品に出演。現在は「パネルクイズ アタック25」(テレビ朝日系)、「うたコン」(NHK)でMCを務める。「めざまし8」が帯番組かつ情報ニュース番組への初挑戦。

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