佐藤健「ターニングポイントとなる作品」 るろ剣完結に感慨「寂しい気持ちあります」
俳優の佐藤健が24日、自身が主演を務める映画イベント「るろうに剣心 GLOBAL FAN SESSION」に登壇した。佐藤は「皆さんの期待に応える映画が完成しました。10年間の我々の感謝の気持ちが伝われば幸いです」とあいさつした。
主役に抜てきされた22歳当時を回顧「僕でやるというのはギャンブル」
俳優の佐藤健が24日、自身が主演を務める映画イベント「るろうに剣心 GLOBAL FAN SESSION」に登壇した。佐藤は「皆さんの期待に応える映画が完成しました。10年間の我々の感謝の気持ちが伝われば幸いです」とあいさつした。
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佐藤は「22歳の時にこの役と作品に出会わなかったら今の僕はいません」とキッパリ。さらに「それ以降見る人も僕も、僕を通して剣心を見ていたり、僕は剣心を背負って他の仕事もしてきたんだろうと思う」とこれまでの10年を振り返り、「最後ということで肩の荷が下りたような寂しい気持ちもありますし、剣心を下ろした(これから)先の仕事のやり方は今までと違っていないといけない」と前を向いた。
また、ファンからの質問コーナーで出演前と後で変わったことを問われると「当時僕は22歳で、(主演は)抜てきだったと思うし、僕でやるというのはギャンブル。そういう立場だった」と当時を懐かしんだ。「チャンスを与えてくださった作品であり、それ以降いただけるオファーも変わってきた。きっかけを与えてくれたターニングポイントとなる作品です」と作品への並々ならぬ思い入れを吐露した。
イベントでは、作品のロケ地としてゆかりがあり、2016年の熊本地震、20年の熊本豪雨に見舞われた熊本県を少しでも元気づけたいという思いからオリジナルの復興祈願花火を熊本県の人吉市でサプライズで打ち上げ。イベント会場にも中継で花火の映像が流れると、出演者たちは食い入るように見つめた。佐藤は「地元の皆さまの協力なくして映画は作れない。我々は助けられたし、恩返しをしたかった」と改めて熊本に感謝していた。
「るろうに剣心」シリーズはこれまでに12年8月25日公開の「るろうに剣心」、14年8月1日公開の「るろうに剣心 京都大火編」、同年9月13日公開の「るろうに剣心 伝説の最期編」で累計観客動員数は980万人を突破。さらに21年春のシリーズ完結編公開を控えている。このイベントは全世界に向けてYouTubeなどの各プラットフォームで生配信された。
また、イベントには佐藤のほかに武井咲、新田真剣佑、青木崇高、土屋太鳳、有村架純、高橋一生、江口洋介、大友啓史監督が出席した。