「シン・エヴァ」全国動員V2 公開14日で興収49億円 前作超え確実で100億円にも期待
8日に公開されたアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)が、公開初日からの14日間累計で、興行収入49億3499万6800円、観客動員数322万2873人を記録した。東映が22日に発表した。
27日から新たに入場者特典が配布されることも発表された
興行通信社は20、21日の全国映画動員ランキングを発表し、アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(庵野秀明総監督)が2週連続で1位を記録した。
8日に公開された本作。東映によると、公開初日からの14日間累計で、興行収入49億3499万6800円、観客動員数322万2873人を記録した。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの最新作であり完結編。全国466館(うちIMAX38館/4D 82館含む)で8日に全国公開された。もともと昨年6月27日に公開予定だったが、新型コロナウイルス禍の影響で、2度の公開延期となっていた。
今回は、異例の月曜となる8日に封切り。初日の興行収入は8億277万4200円、観客動員数は53万9623人をそれぞれマークしていた。公開から2度目の週末となった、20日、21日の2日間の成績は興行収入6億7939万200円、観客動員数42万3398人を記録した。
土曜日公開だった前作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012年公開、最終興収:53億円)と比べ、公開から14日間との比較は、興行収入対比で148.8、観客動員対比で136.0と、公開初日からの勢いは続いており、前作超えは確実視されている。
1995年のテレビシリーズ放送で社会現象を巻き起こした「新世紀エヴァンゲリオン」。2007年からは「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズとして再始動し、「:序」(07年)「:破」(09年)「:Q」(12年)の3作が公開されて大ヒットを記録。新しいファンを獲得し、幅広い層から支持を受けてきた。
エヴァンゲリオン公式ツイッターが19日には「これまで初見の方へ配慮して下さった皆様、ありがとうございました。今後はぜひ、皆様からのご感想を聞かせてください!」と“ネタバレ解禁”をアナウンスするなど、さらなる盛り上がりを見せていた。
また同ツイッターでは同日に「シン・ポスタービジュアルカード」(A5サイズ/全国100万人)を27日から入場者特典として配布を開始することもアナウンスした。
22日からは1都3県の緊急事態宣言が解除。春休みなどの影響も追い風に興収100億円突破にも期待がかかる。