「SKE最年長29歳すごいよ!」高柳明音が1年越しの卒業コンサートを笑顔で完走
SKE48としての最終活動は、27日の「ラムネの飲み方」公演
アンコールには和服ドレスで登場し、卒業ソロ曲「青春の宝石」を美しく歌い上げて魅了。アンコール2曲目の「バイクとサイドカー」に、親友でSKE48卒業生の松井玲奈がサプライズで登場すると、場内からどよめきが。手をつなぎ、仲良く歌唱すると、高柳は「玲奈さんがいてくれたから、ここまで頑張れた。たくさん感謝しているので、どうしても一緒に歌いたかった」と思いを告げた。
卒業スピーチを終えた高柳は、翼が付いたゴンドラに乗って退場。残されたメンバーが「卒業式の忘れ物」披露して終演と思いきや、高柳からサプライズが。「最後まで盛り上がるって決まってるじゃん!」と、SKE48の定番ナンバー「オキドキ」でひとつになり、“あかねまちゅり”は幕を閉じ、高柳は最後の最後まで笑顔を絶やすことなく卒業コンサートを完走した。
アフタートーク配信では、セットリストを振り返り「一緒に歌うメンバーも大切にした。伝えたいメッセージがあった」とコメントするなど、卒業コンサートの裏話を披露。また、4月26日、27日にSKE48劇場で「ラムネの飲み方」公演を開催し、27日の公演が高柳のSKE48メンバーとしての最終活動となることが発表された。
高柳の卒業コンサートでのスピーチは以下の通り。
「SKE48に入って12年、いろんなことがありました。楽しいことももちろん、うれしいこともたくさんあったし、つらいこともくやしいこともたくさんありました。自分って、こんな人間だったんだと、改めてSKE48がたくさん教えてくれました。アイドルというのは、私が子どもの頃に思い描いた夢で、『自分なんかがなれるはずがない……』とあきらめたこともありました。でも、運命なのかな。地元・名古屋にアイドルができるなんて。最初で最後の賭けだと思って、オーディションを受けて今に至ります。
そこで私を好きになってくださった人がいて、たくさんの人に支えられて、一緒に頑張ってきたメンバーもこんなにたくさんいるし、先に旅立っていったメンバーもたくさんいます。お見送りをする側のときは寂しくて、『なんで先に行っちゃうんだろう』と、そういう気持ちもあったけど、12年やったら、ちゃんと一人前のアイドルになれたのかなと思います。完璧なアイドルではなかったけど、私は悔いのない、最高に幸せなアイドル人生でした。
セットリストを考えている時も幸せだったし、みんながリハーサルで楽しそうに練習してくれたり、この曲を一緒にできてうれしいと言ってくれたり、リハーサルから泣きそうな子もいたりとか。みんな、1人ひとりがいたから、私は今ここに立てています。私がここに連れてきたのではなく、みんながここに連れてきてくれて、一緒に立っていると思います。
アイドルというのは、全員が同じラインで頑張れるものはなくて、辛いこと、なかなかうまくいかないこと、私はどうしたらいいのか、このグループに自分は必要ないんじゃないか、私も思うことはありましたけど、12年やり切ったら、その時のことも今につながっていると思えるようになりました。今、つらい思いをしている子、無敵状態の子も。みんながSKE48にいるから、こうやってたくさんのファンの方に愛していただけて、これからも続いていくんだと思います。私はSKE48に出会えて幸せでした。こんなにニコニコ終わるって、自分でも思っていなかった。うわーってなるかなと思ったんですけど、幸せだったんです。本当にありがとうございました。
名古屋の大きい会場で、たくさんの方に見送っていただいて、大変な時期ですけど、みんなに会えないとアイドルって頑張れないんですよ。みんながいるから頑張れる、それを改めて実感しました。今月いっぱいはSKEとして、最後までがむしゃらにアイドルをやらせていただきますので最後までよろしくお願いします。最後は羽ばたかせていただきます。本当にみなさん、ありがとうございました。SKE48が大好きです」